ターミナル移動で3万ルピー安く――デリー空港で乗り換えてプネーへ

 

Posted on 20 Aug 2026 21:00 in トラベルASKSiddhi by Yoko Deshmukh

エア・インディア羽田・デリー便の機内食、うなぎも最高だけど、デザートのチョコレートムースもとってもおいしかったな。



8月中旬、日本からインドへ戻るにあたり、エア・インディア(Air India)の羽田発プネー行き片道航空券を手配した。

羽田からデリーに夕方5時過ぎに到着する国際線はターミナル3着。
そのまま同じターミナル3から午後9時過ぎに出発するエア・インディア○便のプネー行きに乗り継ぐのが、普通に考えれば最も楽である。

ところが航空券を調べてみると、いったんターミナル1へ移動し、午後10時半ごろ発のLCCエア・インディア・エクスプレス(Air India Express)○便に乗り換えるルートも選べた。
こちらはプネー到着が1時間ほど遅く、日をまたいだ午前0時過ぎになるものの、時期にもよるのかもしれないが、運賃が約3万ルピー安かった。
デリーでの滞在時間は5時間以上と余裕もある。

1時間と3万ルピー。
迷う余地はなく、ターミナル移動を伴う後者を選んだ。

ほぼ半年ぶりとなる羽田発エア・インディアでは、シッダールタがひっそり「Japanese Meal」を選択しておいてくれたおかげで、久しぶりの「うな丼」にありついた。
うなぎの身こそ小さめだったものの、絶妙な半熟加減のスクランブルエッグとともに食べると、タレがしみたご飯によく合っている。
これを食べるためにエア・インディアを利用するのもアリかもしれない。

7.5時間を過ごした機内では仕事の合間に映画を1.5本ほど視聴する余裕もあった。
エア・インディア機内エンターテインメントの内容は、「Yesterday」や「Michael」をはじめ、観たいものばかりのすこぶるよいものだった。
 


さて、デリー空港の入国管理は混雑しがちだと聞いていた。
ところが、わたしが利用した日は機内が満席だったにもかかわらず、入国審査場は拍子抜けするほどガラガラだった。

わたしは「OCI」の列を目指したが、外国発行パスポート保持者の列はどこも人がまばら。
待ち時間なしで通過できるかと思ったところで、ちょっとした珍事が発生した。

職員から、「お前は紙を持っていないじゃないか」と問われたのである。
入国時の必要事項を記入するために、かつて使われていた票のことだ。
「紙なんか配られなかったし、Air Suvidhaに入力してあるんだから、いらないでしょ」と答えると、少々ゴネられたものの、最後はあっさりと通された。
空いていると空いているで、こういうイベントが発生するのも面白い。

続いて預け荷物を受け取る。
スーツケース2個も、前回のような事態に見舞われることなく、今回はすんなりと両方出てきた。
問題はここから。

ターミナル1へ移動しなければならない。
ターミナル3の到着エリアを見渡したものの、ほかのターミナルの発着情報まで確認できる電子掲示板は見当たらないように見受けられたため、職員に声をかけ、ターミナル間を移動するシャトルバスの乗り場を尋ねた。

「10番だよ」と言われて行ってみる。
ところが、そこはどうやら降り場だった。

再びその場にいた職員に尋ね、今度は「13番」で待つ。
やがてバスが到着した。
 


スーツケースを2個抱えたひとり旅のわたしに目をくれる者など皆無で、周囲の人々は我先にと乗り込んでいく。
「Welcome back to India」である。

さらにバスが走り出してみると、乗っている人の8~9割ほどは、どう見ても空港の旅客ではない。
車掌は、そうした人々から運賃として50ルピーずつ徴収していた。

そして、運転はかなり豪快だ。
ストッパーも付いていない安いスーツケースは、バスが曲がるたび、ブレーキを踏むたびに滑る、滑る。
ターミナル間の距離もかなりある。
体が投げ出されないよう片手でしっかりと手すりにつかまり、両足で2個のスーツケースを押さえ続ける。
思いがけず、インド帰国早々、かなり体幹を使うトレーニングの時間となった。
実際の移動時間以上に長く感じられたのは、間違いなくこの姿勢のせいである。

ようやくターミナル1に到着。
そこから出発ロビーへ向かう長いエスカレーターを見つけた時には、やれやれと胸をなで下ろした。

今回は国際線から国内線への乗り換えだったこともあり、念のため「Digi Yatra」の入り口ではなく、警察官のいる入り口を目指した。

保安検査も比較的空いていた。
ただし、そこは相変わらず、持っていた電子機器を洗いざらいトレーに出すことを求められたのであった。

すべてを終えて出発エリアへ入ると、ようやく今回の移動で最も静かな時間が訪れた。
シッダールタが年会費を払ってくれている「Priority Pass」のおかげで、プネー行きの便を待つ約2時間半は、深夜のためか席にもゆとりのあったラウンジ○を利用することができた。

仕事をしたり、デジタルデバイスを充電したり。
ついでに30分ほど仮眠も取った。
スーツケースを両足で押さえながらシャトルバスに揺られていた時とは、まるで別世界である。

こうして、いつもとは少し違うルートでのインド帰国は終了した。
ターミナル移動、謎の「紙」をめぐる入国審査、豪快なシャトルバス。
インドらしい小さな出来事はいくつかあったものの、全体としては思っていたほど疲れることもなく、意外なほど流れるようにスムーズだった。

そして何より、プネー到着が1時間ほど遅くなる代わりに約3万ルピー安くなるのであれば、この乗り換え方は次回も十分に選択肢になりそうだ。
少なくとも、次にターミナル間シャトルバスに乗る時には、スーツケースが滑らないようにする方法くらいは考えておきたい。
 

ASKSiddhiは、Noteでも記事をアップしています。
今後メンバーシップを利用した企画なども考えていますので、
よろしければフォローしてみてください。


 






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。\r\n\r\nASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



Share it with


User Comments

Leave a Comment..

Name * Email Id * Comment *