グジャーラート州の沿岸部に生息するアジアライオンは、主に家畜ではなく野生動物を獲物としていることが、査読付き学術誌「Conservation」に掲載された研究で明らかになった。
Coastal lions depend mainly on wild prey, study finds
これは、ギール保護区(Gir Protected Area)の外に生息するライオンは、主として家畜に依存して生きているという、長年にわたる見方を覆すものである。
研究によると、ライオンの食餌の64%を野生動物が占め、摂取したバイオマスの約70%を占めていた。
一方、家畜は食餌の31%、バイオマスの30%を占めていた。
ジュナーガド管区の森林保全官(Conservator of Forests)で、研究著者の一人でもあるモハン・ラーム(Mohan Ram)氏によると、研究者らは、2024年3月と4月に、沿岸部のジュナーガド(Junagadh)、ギール・ソームナート(Gir Somnath)、アムレリ(Amreli)、バーヴナガル(Bhavnagar)、ポールバンダル(Porbandar)の各県で採取した160点のライオンの糞サンプルを分析した。
獲物となった動物の中では、ブルーバック(ニルガイ)が最も大きな割合を占め、ライオンが摂取したバイオマスの51%に達した。
野生の獲物ではイノシシが2番目に重要であり、家畜では牛が最も大きな割合を占めた。
「Dietary Pattern of Asiatic Lions in the Coastal Ecosystem of Saurashtra, Gujarat, India」と題されたこの研究結果は、人間活動が支配的な沿岸地域に生息するライオンは、野生の獲物が限られているため、家畜への依存度がより高いだろうとする当初の仮説に反するものだった。
むしろ、グジャーラート州の海岸沿いにニルガイやイノシシが健全な個体群を維持していることで、ライオンは主として自然の獲物によって生存することができ、家畜への圧力が軽減されていると結論付けた。
また、研究では、グジャーラート州の沿岸生態系には、南西部沿岸、南東部沿岸、バーヴナガル沿岸の3地域に、ライオンの衛星個体群が存在することも指摘している。
論文で引用されている推計によると、こうした生息地には100頭を超えるアジアライオンが生息している。
研究者らはさらに、牛や水牛もライオンの食餌の一部を占めているものの、食べられた牛の多くは、生産性がなくなった後に放棄され、野生化した個体であると考えられると付け加えた。
研究では、保護森林の外に生息するアジアライオンが長期的に生存するためには、野生の獲物となる動物の個体群を保全することが重要だとしている。
2025年のライオン個体数推計によると、グジャーラート州には891頭のアジアライオンが生息している。

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