ドイツ初のインド系市長は今: 民主主義を守る活動家として歩むグッジューラ氏

 

Posted on 18 Jun 2026 21:00 in アーカイブ特集 by Yoko Deshmukh

世界中で排外主義の嵐が吹き荒れているけれど、その国やコミュニティで移民出身の首長が活躍した前例があるか否かは、大きな差を生むと思います。



本日は2006年の記事について、「ChatGPT」先生にその後を調べてもらった。

インド出身の市長さん、独印文化交流に貢献 2006年6月10日

2006年の記事では、ドイツ東部ブランデンブルク州アルトランツベルク(Altlandsberg)の市長として活躍するインド出身のラヴィンドラ・グッジューラ(Ravindra Gujjula)氏が紹介されていた。

記事では、ベルリン近郊のホッペガルテン(Hoppegarten)競馬場で象のパレードを開催し、動物愛護団体からの抗議を受けながらも催しを実施した結果、4万5000人もの観客を集める成功を収めたことが紹介されている。
また、インド農村部の女性支援や識字教育事業などを通じて、故郷インドとのつながりを保ち続けていることも伝えられていた。

その後について調べてみると、グッジューラ氏は単なる「ドイツ初のインド系市長」にとどまらず、移民の政治参加や民主主義擁護を象徴する存在として歩み続けていることが分かった。

グッジューラ氏はアーンドラ・プラデーシュ州出身で、1970年代初頭、政治活動を理由に投獄された経験を経て、1973年に旧東ドイツへ留学した。
医学を学び、循環器専門医としてアルトランツベルクで診療に従事する中で地域住民の信頼を築いた。

その後、ドイツ社会民主党(SPD)に入党し、1993年にアルトランツベルク市長に選出された。
当時、ドイツにおける有色人種出身の自治体首長としては極めて珍しい存在であり、「ドイツ初のインド系市長」「ドイツ初の有色人種の市長」として国内外から注目を集めた。

市長は2003年まで務め、その後も地区長や郡議会議員、市議会議員などとして地域政治への関与を続けた。
2007年にはブランデンブルク州議会議員となり、内務委員会委員などを務めている。

近年は、「Brandenburg gegen Rechts(ブランデンブルク州・極右反対)」の代表として活動している。

ドイツでは近年、右派ポピュリズム政党「AfD(Alternative für Deutschland、ドイツのための選択肢)」の支持拡大が社会問題となっているが、グッジューラ氏は若者の右傾化を防ぐことや民主主義教育の推進、多文化共生社会の維持を重要課題として掲げ、極右勢力への対抗運動に取り組んでいる。

2025年のインタビューでは、「私はここ出身の人間の一人なのです(Ich bin einer von hier)」と語り、移民がドイツ社会の一員として積極的に政治参加し、地域社会をともにつくり上げていくことの重要性を訴えている。

2006年の記事は、現在から振り返れば、移民の政治参加と多文化共生の可能性を示す一人の人物の長い物語の序章だったのかもしれない。

参考リンク:
Ravindra Gujjula: „Ich, einer von hier – dieses Gefühl muss in unseren Köpfen sein“
India-born Mayor shines in Germany _ India News
Ravindra Gujjula – Wikipedia
Altlandsberg - Wikipedia
 

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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。\r\n\r\nASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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