コインバトール近郊に、創業1世紀に迫る老舗ギー製造業者がいること、そしてそれだけの伝統を持つ同ブランドでも、時代の流れに対応すべく、ギー加工場見学を一般に開放していることを知った。
How a 94-year-old Tamil Nadu brand is betting on ghee tourism
RKG Ghee – Pure Cow Ghee Since 1932
カンガヤム(Kangayam)にある、創業94年の家族経営ブランドの工場では、2,000リットルもの溶かした黄金のギーが入った巨大なステンレス製ボイラーの周囲で、青い制服を着た「RKG Ghee」の従業員たちが立ち働く。
同ブランドでは、1万戸にも及ぶ周辺の酪農家から、毎日最大15万リットルの牛乳を集める。
牛乳はかくはんされてバターになった後、巨大な塊となってトラックで工場に運ばれてくる。
コインバトールから95キロメートル離れた町にある工場は、8万平方フィートの敷地に広がり、200人を超える男女が働いている。
タミル・ナードゥ州、ケーララ州、カルナータカ州、アーンドラ・プラデーシュ州などに製品を供給するほか、西アジア、ニュージーランド、オーストラリア、シンガポール、米国にも輸出している。
工場長によると、バターはマイナス20度で保管されている冷凍庫に収容している。
バターの塊は外に出して解凍し、周囲の温度と同じになるまで待ってから、バター溶解槽に投入する。
溶解槽から、溶けたバターがギー用のボイラーへ送られる。
約20分後、ギーは沈殿工程に送られ、バターを精製した後に残るタンパク質の粒を、容器の底に沈める。
その後、ギーは一晩静置してタンパク質の粒を完全に沈殿させ、さらに清澄装置へ送られる。
4日間にわたる精密な監視の下で作られたギーは、その後、電子機器とコンベヤーで構成された自動システムに入り、包装され、店頭へと送り出される。
包装部門では、人の手と機械が連携して作業を進める。
キャップを締め、密封状態を確認し、15キログラム入りの缶から、0.09ミリリットル入りの小さな小袋まで、さまざまな容量のギーが正しく包装されているかを二重に確認する。
主に女性で構成されるこの部門は、時計仕掛けのように動いている。
「残されている最も古い記録によると、会社は1932年に設立された」と同社の経営幹部は話す。
現在は創業家一族の4代目に当たる31歳のVikneswaran氏らが、工場近くの複合施設内で体験センターとして、「RKG Ghee Stories」を運営する。
同氏によると、ここでは工場で行われている工程を縮小した形で見学できる。
バターが目の前で精製され、ギーへと変わっていく様子も見ることができる。
施設内には、甘味や軽食を販売するカウンターのほか、ギーを主役の食材に据えたフュージョン料理を提供するレストランもある。

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