プネーのスタートアップ、給食にキビをプロモーション

 

Posted on 23 Jan 2023 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh

雑穀大好きのわたしなので、この機会にキビを使ったレシピをいろいろ試してみたいな。Image of jawar from Times of India.



児童たちの給食にキビを導入することで、栄養改善に取り組むプネーのスタートアップ企業を、「Indian Express」が紹介していた。

Pune startup to introduce millets in mid-day meals to fight malnutrition among children

「AgroZee Organics」の創業者であるマヘシュ・ロンデ(Mahesh Londhe)さんは、23日からプネー県プーランダル(Purandar)Talukaにある7つの公立学校に通う300人の児童を対象に、キビを材料とした給食を配布、3か月後に健康診断を行って血中のヘモグロビンなどの数値を調べ、その健康への効果を測定した後、マハーラーシュトラ州全土へ向けたキビ食の促進を行うとしている。

9種類のキビを用いたメニューは12~13種類を用意している。

米や小麦などにはない栄養上の利点のあるキビは、「ワンダーフード」と呼ばれ、国連は2023年を国際キビ年(International Year of Millets)と宣言する。
特にマハーラーシュトラ州で古くから常食とされてきたバジュラ(bajra、トウジンビエ)やジャワール(jawar、 アズキモロコシ)などの栄養強化されたキビは、貧血を改善する効果が高いと期待されている。

ロンデさんらは、成長期の児童たちが貧血や亜鉛などのミネラル欠乏に陥ると、発育不良につながる恐れがあると指摘する。
そうした欠乏症の児童に対しては、同社は錠剤や栄養補助食品も提供するが、「日常的な食事にキビを取り入れることで、より効率よく栄養を吸収できる」とし、3か月間の試験期間、子どもたちに人気のメニューの開発にも力を入れていきたいとしている。

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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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