2013年のASKSiddhi記事で紹介されていたインドのスパイス輸出は、元記事の数値表記に誤解を招く部分があったことが判明したものの、その後も着実な成長を続けている。
スパイス輸出額が初めて1000億ルピーに到達 2013年06月12日
記事当時の2012-13年度、インドのスパイス輸出量は72万6,613トン、輸出額は12,113カロール・ルピー(元記事ではおよそ1,000億ルピーとなっているが、正しくは約1兆2,113億ルピー)を記録した。
前年比では輸出量が26%増、輸出額(ルピー建て)が24%増となり、当時としては非常に好調な実績であった。
記事では、クミン、ミント製品、トウガラシが急速な成長を見せている品目として紹介されていた。
その後、インドのスパイス産業は世界市場での存在感をさらに高めた。
インド・スパイス委員会(Spices Board)の発表によると、2024-25年度のスパイス・スパイス製品の輸出量は179万9,000トン、輸出額は39,994カロール・ルピー(約3兆9,994億ルピー、47億2,265万米ドル)に達し、過去最高を更新した。
2012-13年度と比較すると、輸出量では72.7万トンから179.9万トンに、輸出額では12,113カロール・ルピーから39,994カロール・ルピーとなり、輸出量は約2.5倍、輸出額は約3.3倍に拡大した計算になる。
現在もトウガラシやクミンは主要輸出品目であるが、それに加えてターメリック(ウコン)、スパイスオイル、オレオレジン(香辛料から抽出した濃縮エキス)、ブレンドスパイスや各種調味料など、付加価値の高い製品の輸出も拡大している。
2013年当時の記事から振り返ると、この12年間でインドのスパイス産業は輸出量・輸出額の両面で大きく成長し、世界最大級のスパイス輸出国としての地位をさらに強固なものにしたと言えるだろう。
【参考資料】
* Spices Board India, Export Performance of Spices and Spice Products 2012-13
* Spices Board India, Export Performance of Spices and Spice Products 2024-25
* Ministry of Commerce & Industry, Government of India
* The Hindu, “Spice exports cross record levels”

ASKSiddhiは、Noteでも記事をアップしています。
今後メンバーシップを利用した企画なども考えていますので、
よろしければフォローしてみてください。