酒販店を閉じても消えない飲酒問題: タミル・ナードゥ州の現実

 

Posted on 07 Jun 2026 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh

なんでもかんでも閉鎖すれば解決するって話じゃないよね。



タミル・ナードゥ州で、新州首相が就任後の5月から、学校や宗教施設の近くにある州営酒類販売店(Tasmac)717店舗を閉鎖したという話題に目が留まった。

Shut but open | T.N.’s closure of liquor shops

しかし、その効果は限定的なものにとどまっているようだ。

「The Hindu」紙の現地取材によると、多くの飲酒者は単に近隣の別店舗へ移動しただけであり、住民が期待したほど公共の場での酔客による迷惑行為や飲酒運転の問題は改善していない。

州内各地では、閉鎖対象から漏れている店舗が多数存在すること、閉鎖後すぐに営業再開した店舗もあること、売上の低い店舗だけが閉鎖され、高売上店舗は残されていること、飲酒者が道路脇や農地周辺で飲酒やごみの投棄を続けていることなどについて、不満の声が上がっている。

タミル・ナードゥ州では過去にも複数回にわたり酒販店削減が行われてきたが、住民や専門家からは「店舗を閉鎖しても別の場所へ移るだけで、根本的な解決にはなっていない」との指摘が出ている。

そのため、多くの住民は店舗閉鎖だけでなく、飲酒運転対策の強化、警察による監視強化、密造酒対策など、アルコールに関連する社会問題全体への包括的な取り組みを求めている。
 

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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。\r\n\r\nASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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