中東向け輸出停滞: カルナータカのマンゴー農家に影響
Posted on 06 Apr 2026 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh
輸出できたとしても、海外では高額になってしまいそうだね。
収穫時期を迎えたカルナータカ州のマンゴー農家も、イラン戦争による打撃を受けている。
West Asia crisis: Export uncertainty hits mango trade, Karnataka farmers explore alternative and local markets
コラール(Kolar)、ラマナガラ(Ramanagara)、チッカバッラプル(Chikkaballapur)各県の農家は、例年であればこの時期、アラブ首長国連邦をはじめとする中東地域に向けて出荷するマンゴーの事前注文を受けているが、今年は西アジア情勢の緊迫が続いている影響で、通常の輸出ルートが寸断されている。
今シーズンの生産量は、過去2年間に比べて好調だ。
そのため、卸売業者や生産者の間では、価格が急騰する可能性は低いとの見方が広がっている。
チッカバッラプル県のマハンテシュ氏は、ことしから中間業者を介さずに販売できるよう、園芸局(Horticulture Department)に輸出業者として登録を行ったところだった。
目下、紛争の影響で従来の輸出網が混乱していることから、英国やカナダの市場開拓に注力しているという。
バンガロールの青果市場にはすでにマンゴーが届き始めているが、卸売業者によると、供給量はまだ本格的な水準には達していない。
今後10日ほどの間に、アーンドラ・プラデーシュ州、タミル・ナードゥ州、およびカルナータカ州の一部地域から、さらに多くの品種が市場に入荷する見込みとなっているが、現時点では需要と供給の双方が低調な状態が続いている。
卸売業者によると、情勢の不透明感が増していることを受け、輸出業者に対して50%以上の代金を現金で前払いするよう求める動きが出ているという。
ある卸売業者は、「例年取引のある常連の買い手の多くが、今年は姿を見せなかった。買い付けに来た一部の業者も注文を確定させず、中には代金を支払わないまま立ち去る者もいた」と語った。
2025年の年初には、時期外れの降雨に見舞われ、作柄に被害が出た。
しかし今年は供給量が回復しており、価格も比較的落ち着いた水準で推移すると予想されている。
バンガロールで卸売業を営むセルヴァン氏は、シーズン終盤になると、熟しすぎたマンゴーは主にタミル・ナードゥ州にある加工工場へと出荷されるのが通例だと説明する。
しかしことしは、輸送コストの高騰や需要の先行き不透明感が懸念材料となっている。
「国内市場での販売を通じて、いかに収益を確保するかがカギとなる」と語る。
バンガロールの主要市場での価格は現時点では比較的安定しており、ある市場関係者は、「『アルフォンソ』種が1キロあたり280〜300ルピー、『ラスプリ(Raspuri)』種や『シンドゥラ(Sindhura)』種が250ルピー前後、『バンガナパッレ(Banganapalle)』種が180〜200ルピーの水準で推移している」と語る。

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Yoko Deshmukh
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インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。\r\n\r\nASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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