ケーララ州で原発性アメーバ性髄膜脳炎を確認
Posted on 21 May 2026 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh
年中暑い気候が大部分のインドで、水が溜まっている場所を本能的に恐れてしまう理由は、ここにあるのかもしれません。
ケーララ州で、「脳喰い」と恐れられるアメーバによるものとみられる被害が確認されたことを、「The Hindu」が伝えていた。
Brain-eating amoeba: Kerala reports another death from amoebic meningoencephalitis
ケーララ州エルナクラム県コータマンガラム(Kothamangalam)近郊に住む73歳の女性が、原発性アメーバ性髄膜脳炎(PAM、Primary Amoebic Meningoencephalitis)により15日に死亡していたことが分かった。
保健当局は、この死亡が、淡水や湖、河川などに生息する自由生活性アメーバによって引き起こされる、まれではあるが致死性の高い中枢神経系感染症によるものであることを確認した。
女性は5月6日に発熱や頭痛などの症状を発症、5月8日に入院したが、容体が悪化したため同日中にアルヴァ(Aluva)の別の病院へ搬送された。
その後も重体が続いたため、3日後にコータマンガラムの私立病院へ移送されたという。
女性は「マハトマ・ガンディー国家農村雇用保障制度(Mahatma Gandhi National Rural Employment Guarantee Scheme)」*の作業員として働いており、運河から汲んだ水で顔を洗ったことが感染原因ではないかとみられている。
保健当局によれば、PAMは「ネグレリア・フォーレリ(Naegleria fowleri)」*と呼ばれるアメーバによって引き起こされる。
このアメーバは、温かい淡水の湖、池、河川などで繁殖するほか、まれに適切に管理されていないプールでも生存することがあるという。
今回の被害確認後、保健当局は女性とともに作業を行っていた約20人の健康状態を調査したが、現時点では、いずれも症状は確認されていない。
さらに、井戸を含む水源に対して高濃度塩素消毒(Superchlorination)を実施し、特に滞留した水域など、安全性が確認されていない水源での入浴や遊泳を避けるよう住民に呼びかけた。

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Yoko Deshmukh
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インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。\r\n\r\nASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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