ケーララ州で、インド産カカオでビーントゥバーの高級チョコレートを製造・販売する兄弟がいることを、「The Hindu」の記事に見つけた。
How two brothers built Rakkaudella Chocolates, Kerala’s single-origin bean-to-bar chocolate
ケーララ州フォート・コーチでチョコレート店「Pepper House」を営むのは、クリヤチャン・ジョンソン(Kuriachan Johnson)氏と兄のウセッパチャン・ジョンソン(Ouseppachan Johnson)氏。
Rakkaudella chocolate公式サイト
壁一面に並ぶ棚には、カカオ含有量やフレーバーの異なるさまざまな種類のチョコレートバー、「Rakkaudella」が陳列されている。
2021年には製造した20キログラムのチョコレートを売り切るのにも苦労していた彼らが、2025年には7トンものプレミアムなシングルオリジン・チョコレートを製造するまでに至った。
「Rakkaudella Chocolates」は、今やシングルオリジンにこだわったプレミアムな「ビーントゥバー」ブランドとして確立している。
「質の高いダークチョコレートというのは、世間で思われているほど苦いものではない」とクリヤチャン氏は語る。
チョコレート製造に関する研究を重ね、レシピを完成させるための「最適な工程」を確立するために、およそ1年の歳月を費やしてきた。
「Rakkaudella」は、業界での長年の経験を活かし、科学的なアプローチでカカオ豆の加工を行う、ルカという人物からカカオを調達している。
同社のチョコレートはカカオと砂糖のみを原料とし、乳化剤や安定剤は一切使用していない。
「カカオ本来の味は、それ単体では苦いものではないため、余計なものを加える必要がない」と話す。
ルカ氏の予言どおり、事業は当初から困難の連続だった。
コーチ市内のパン職人たちに売り込みをかけるなどしたが、チョコレートバーはほとんど売れなかった。
「質の低い豆は苦いが、高品質な豆を使うと、風味豊かでフルーティーかつナッティーな味わいになる」
その後、兄弟はムンバイーへと活路を求め、そこで70グラム入りの「Rakkaudella」バーが飛ぶように売れ始めた。
現在はカンジラパリー(Kanjirapally)に、より規模の大きな工場を構えている。
2024年、彼らはパナンピリー・ナガル(Panampilly Nagar)に新店舗をオープンした。
そこでは、チョコレートをベースにしたブラウニーなどの洋菓子やデザートが提供されている。
立地が必ずしもアクセス良好ではないことを率直に認め、「Googleマップを頼りにしなければたどり着けないような場所にもかかわらず、顧客のリピート率は100%だ。私たちのデザートを口にした方は、必ず戻ってきてくれる」と豪語する。
創業6年目を迎え、25名の従業員を抱えるまでに成長した現在、クリヤチャン氏が今年掲げる計画は、年末までに月間生産量を20トンまで引き上げること。その際、高級ベーカリーへの卸売りや小売り市場での販売拡大に重点を置く方針としている。
その後は、国内各地、さらには海外へと事業を拡大していく計画だ。

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