エアロシティ駅、3路線結節の交通拠点に発展へ
Posted on 01 Feb 2026 21:00 in トラベル・インド by Yoko Deshmukh
東京以外の地方都市では都市交通がどんどん縮小する一方の日本とは、対照的だよね。
デリー・メトロ鉄道公社(DMRC、Delhi Metro Rail Corporation)(デリー首都圏の都市鉄道建設・運営を担う公的機関)は先月31日、デリー・メトロ空港特急線(Airport Express Line)の「デリー・エアロシティ(Delhi Aerocity)」駅が、第4期計画で「Tughlakabad-Aerocity Golden Line」(南デリーのトゥグラカバードと空港エリアを結ぶ新設地下鉄路線)と統合され、デリーのメトロ網における主要な乗り換え拠点となる予定だと発表した。
Delhi Aerocity metro station to emerge as major interchange hub on Airport Express Line
DMRCによると、エアロシティ駅から「インディラ・ガーンディー国際空港(IGI)第1ターミナル(Terminal 1 IGI Airport)」駅までの、約2.26キロメートルに及ぶ「Golden Line」の延伸が最近承認された。
この延伸は南デリーから空港への接続性向上を目的としている。
DMRCはさらに、インド首都圏交通公社(NCRTC、National Capital Region Transport Corporation)がアルワル(Alwar、ラージャスターン州に位置するデリー首都圏外縁の主要都市)への路線乗り換え拠点としてエアロシティ駅を整備することを提案しているため、同駅は将来的に3路線の乗り換え拠点となる計画もあると付け加えた。
また計画中の路線では、ゴールデンラインとNCRTC路線は斜めに交差し、将来のNCRTCプラットフォームとの統合を視野に入れた構造上の措置が駅設計に組み込まれる予定という。
DMRCはまた、アエロシティに乗り換え設備が完成すれば、トゥグラカバード(Tughlakabad)、アンベードカル・ナガル(Ambedkar Nagar)、カーンプル(Khanpur)など、デリー南部地域と国際空港との接続性を大幅に向上させると述べた。
今回発表されたデリー・エアロシティ駅の再開発構想は、日本の大都市圏における主要結節駅(インターチェンジ)の形成とよく似た考え方である。
たとえば東京では、新宿駅がJR各線、東京メトロ、都営地下鉄、小田急線、京王線を結節し、首都圏最大の交通結節点として機能している。
渋谷駅は再開発を通じて、複数路線の立体交差や将来拡張を見据えた構造設計が進められ、都市更新と鉄道機能強化が同時に行われてきた。
品川駅は新幹線、在来線、空港アクセス(羽田方面)を結ぶ拠点として、国際ゲートウェイの役割を担っている。
これらに共通するのは、単なる「路線の交差」ではなく、将来の需要増加や路線追加を見据えた構造的余地を駅設計段階から組み込む点にある。
デリー・エアロシティ駅も同様に、「空港特急線」、「ゴールデンライン」、将来のNCRTC路線という複数の高速・都市交通を立体的に結節させ、空港アクセスと都市内移動、さらに首都圏広域交通を一体化するハブとして位置付けられている点で、東京の主要ターミナル駅に近い性格を持つと言える。
このような結節拠点の整備は、移動時間の短縮だけでなく、都市の経済活動や国際競争力を支える基盤としても重要な意味を持つ。

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Yoko Deshmukh
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インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
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