サリーは特別な日の服ではない――2025年のフルエンサー考

 

Posted on 13 Dec 2025 21:00 in ASKSiddhiサリー部 by Yoko Deshmukh

サリーのことを考えているときは、幸せなひとときです。



さて、昨日の記事の余韻も冷めやらぬまま、わたしは自らにひとつのミッションを課した。
「2025年、わたし的『サリーフルエンサー10人』を選び抜くこと」である。

武器はただ1つ。
すでに生活インフラと化しているInstagram、そして「あとで見る」の域を完全に超えた、わたしの「Saved」リスト。
そこはもはやブックマークではない。サリー愛のアーカイブであり、欲望と審美眼の結晶である。

まず、誰を差し置いてもこの方だ。
Aarti Kripps Kapoor(@saree_sakhiyaan) さん

サリー愛好者たちが自然と集い、語り、学び合うコミュニティ「Saree Sakhiyaan」 を主宰する、まさに「サリー界のハブ」的存在。
日々の着こなしから、布選び、ドレープの工夫まで、肩肘張らない知恵が静かに、しかし確実に共有されていく。

ことしは幸運にも、プネーで初めて直接お会いする機会に恵まれた。
画面越しに感じていた、あの爽やかさと芯の強さは、現実でも寸分違わぬまま。
美しい、という言葉ではまったく足りない、凛として、しなやか。
そんな方だった。

Aartiさんは、20日の 「International Saree Day」 を前に、ムンバイーでミートアップを企画している。
サリーが好き、という点だけで人がつながる、あの空気感が目に浮かぶようだ。

彼女の着こなしの最大の魅力は、日常着としての誠実さ。
気合を入れすぎない。背伸びをしない。
それでいて、肩の力が抜けたドレープと、今の感覚を映したコーディネートが、きちんと「新しい」。
サリーは特別な日のためだけのものではない、そう静かに教えてくれる。

そして次に名前を挙げずにはいられないのが、わたしの個人的「推し」、Dhruv Dhodyさん。




 

……と、ここまで書いたところで、無情にも時間切れ。
Dhruvさんの「刺さりポイント」は、正直、一言では語れない。

というわけで続きは明日。
Dhruvさんへの偏愛を存分に語り、3人目以降はさらに熱量高めでお届けする予定である。
どうか覚悟して、お待ちいただきたい。






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



Share it with


User Comments

Leave a Comment..

Name * Email Id * Comment *