サリーは誰が語るのか――10人の先に見えたもの
Posted on 12 Dec 2025 21:00 in ASKSiddhiサリー部 by Yoko Deshmukh
「サリーフルエンサー」さんたちの着こなしも千差万別で、それがまた無限の楽しみなんだよね。
11月末付けの「She the People」に、インドの「サリーフルエンサー」10人が紹介されていた。
サリーという伝統衣装を、いまの時代の感性で再解釈し、世界に発信する存在たちである。
10 Content Creators Redefining What Saree Draping Can Look Like
選ばれていた顔ぶれは、実に多彩だ。
カナダ在住で「Drape Therapy」を運営するNatasha Thasan(@natasha.thasan)さん、アーメダーバード在住のAshwini Narayan(@winnynarayan)さん、米国在住のMohini Basu(@moby.236)さん。
クリエイター兼スタイリストのPushpak Sen(@pushpaksen_)さん、マレーシア出身のThivyan Jayareuben(@thivyan.jayareuben)さん、独創的な着こなしで知られるPooja Jagadeesh(@poojajagadeesh)さん。
さらに、カナダで「シュッとする」ペチコート「Saree Silhouette」を開発したTia Bhuva(@tiabhuva)さん、繊細なスタイリングが印象的なMonalisha Mahapatra(@monalishamahapatra_)さん、そして、われらがベンガルの星Rohit Bose(@boseoninsta)さん。
締めくくりは、言わずと知れたサリースタイリストのDolly Jain(@dolly.jain)さんである。
まさに現在進行形のサリー文化を体現する10人であり、いずれも多かれ少なかれ、サリーに関わる職業に就いている点もポイントだ。
サリーは、ただ「着る」ものではない。
布の重なり、身体との距離、所作の美しさ、そして、その人自身の物語。
それらすべてが一体となって完成する表現である。
だからこそ、誰が、どのように着るかによって、同じ一枚であっても、まったく異なる景色が生まれる。
そんな記事を読んでいて、ふと、思った。
「では、わたしにとってのサリーフルエンサーは誰だろうか」と。
そこで、わたしは明日、わたしにとっての「サリーフルエンサー」10人を発表しようと思っている。
有名かどうかやフォロワー数は関係ない。
サリーを見る目を、着る気持ちを、少し変えてくれた人たちだ。
さて、どんな名前が並ぶのか。
その答えは、明日のお楽しみである。
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Yoko Deshmukh
(日本語 | English)
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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