2025年のGoogle検索トレンド: インドで最も検索された言葉とは
Posted on 04 Dec 2025 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh
インドの「流行語大賞」みたいなものかな。それにしても、知らない単語が多いなぁ。
年末が迫る中、Googleは「India’s Year in Search 2025: The A to Z of Trending Searches(2025年インド国内の検索トレンドのすべて)」と題した年次レポートを発表し、インド人が今年Google検索した内容の上位をアルファベット順で発表した。
India’s Year in Search 2025: The A to Z of Trending Searches
Googleは、「IPLから女子クリケットの躍進まで、スポーツへの熱狂が目立った」とする一方で、人工知能やポップカルチャーのトレンドにも関心が集まっていると示した。
人工知能系のトレンドとしては、「Grok」が検索キーワードの上位に入った。
一方で、「What is(とは)」検索で最も多かったのは「What is Waqf Bill*」だった。
Googleはまた、ジャンムー・カシミール地方パハルガム(Pahalgam)で発生したテロ攻撃をきっかけに、インド軍の対応を「Operation Sindoor」検索でリアルタイム追跡しようとする行動が急上昇したとした。
最も検索された人物としてはジェミマ・ロドリゲス(Jemimah Rodrigues)*やヴァイブハブ・スリヤヴァンシ(Vaibhav Suryavanshi)*、宗教行事はマハー・クンブ(Maha Kumbh)、「Near Me」では「近くの地震」や「近くの空気の質」が目立った。
このほか、ベトナムのフーコック(Phu Quoc)などの人気観光地への旅行計画、映画「サイヤアラ(Saiyaara)*」ブーム、「ラブブ(Labubu)*」や「#67*」ミームなどのバイラルセンセーション、先月89歳で逝去した俳優の「ダルメンドラ(Dharmendra)*」などの検索ワードが目立った。
1. Waqf Bill(ワクフ法案)
イスラーム法に基づく宗教寄進(Waqf)の管理・規制に関連する法案で、インドでは宗教財産の統治や透明性をめぐり議論を呼ぶことが多い。
2. Jemimah Rodrigues(ジェミマ・ロドリゲス)
インド女子クリケットの代表的選手の一人。攻撃的なバッティングで知られ、国際大会でも活躍している。
3. Vaibhav Suryavanshi(ヴァイブハブ・スリヤヴァンシ)
インドで話題となった人物。最近SNSやニュースで注目された若手パーソナリティ(俳優・インフルエンサー等)として知られる。
4. Saiyaara(サイヤアラ)
インド映画『Ek Tha Tiger』の人気楽曲「Saiyaara」を指すことが多く、SNSやショート動画で再びブーム化している。
5. Labubu(ラブブ)
POP MARTのブラインドトイとして人気があるキャラクター。独特のデザインでアジアを中心にコレクター需要が高い。
6. #67(six-seven)
インドで流行したミーム(ネット上のネタ)。SNS上のバイラルトレンドとして急速に広まったタグ。アルファ世代のスラングとして拡散。
7. Dharmendra(ダルメンドラ)
インド映画界を代表する俳優の一人。1960〜80年代に数多くのヒット作に出演し、国民的人気を誇ったレジェンド的存在。
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Yoko Deshmukh
(日本語 | English)
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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