湿った路面と朝の光、そしてプネーのネコたち

 

Posted on 28 Oct 2025 21:00 in ASKSiddhiのひとりごと by Yoko Deshmukh

写真はクロネコのBillyくん(著者が勝手に命名)です。



南西モンスーンは明けたはずだが、まだぐずぐずと夕立ちが続くここ1週間ほどのプネーである。
気象ウォッチャーの友人Tちゃんによると、これは代わってケーララ州に到来した北東モンスーンの低気圧の渦がアラビア海に停滞している影響で、それも今後数日中には撤退する見通しとのこと。
その後は西インドにも、本格的な乾燥の季節がやってくるはずである。

朝の散歩はセロトニンの分泌を意識して、日昇を少し過ぎた薄明るい時間帯に出かけている。
まだ地面は湿っているものの、降雨に見舞われることはない。
空気も心なしか澄んでおり、密に重なる街路樹の葉は朝日にキラキラと輝き、気持ちのよい散策ができている。

わたしの住む古い団地のあるエリアは住宅が多く、一帯をぐるりと回っても5キロに満たないコースである。
そのコース上には大小さまざまなハウジング・ソサエティ、いわゆる団地が並んでおり、それぞれに必ずと言っていいほど住み着いているネコたちがいる。
ネコ好きは近隣の各所にもたくさんいるみたいで、顔の見えない同志たちに心のなかで敬礼している。

わたしの住む団地にも例外なく、たくさんのネコたちが暮らしており、この土地の人々と影の秘密結社「ネコ同盟」を結んでいる気分である。






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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