IITマドラス校とオーロヴィル、グリーン技術の新キャンパス設立へ

 

Posted on 28 Jul 2025 21:00 in インド科学技術 by Yoko Deshmukh

先日訪れたオーロヴィルから。世界トップクラスの科学技術系教育機関との提携を見ても、単なる「スピリチュアリティ」とは一線を画する場所であることがよく分かります。



ポンディシェリのオーロヴィル(Auroville)とインド工科大学(IIT)マドラス校が、域内106エーカーの広大な土地に、グリーン・テクノロジーの育成に特化した最先端のサステナビリティ・キャンパスを設立するプロジェクトを進めている。

Auroville and IIT-M working to fast-track sustainability campus project

キャンパスは研究開発施設として機能する予定。
最先端のグリーン・テクノロジーを活用し、グリーン・エネルギーはじめ、電気自動車、特に商用の長距離走行能力を備えた高積載量輸送車両の開発に取り組む。

IITマドラス校(IIT-M)のカマコティ(V. Kamakoti)学長率いる代表団がオーロヴィルを訪れ、プロジェクトを前進させた。

今月初めに開催されたオーロヴィル財団(Auroville Foundation)の理事会では、このパートナーシップに関する覚書(MOU)案が承認された。
タウンシップ内の借地に施設を設立するという提案も含む。

IITマドラス校では、オーロヴィル内に施設が建設されたら、これを4番目のキャンパスと位置付けるとしている。

施設では、特に貨物車両が輸送排出量の約45%を占めるとされる物流部門をゼロエミッション技術に移行させることを目指す国家政策に沿った研究開発を行う。

研究開発イノベーションを通じて、レアアース不足に関連する世界的な供給課題への対応も計画に盛り込む。

サステナビリティ・キャンパスは、オーロヴィル、ポンディシェリ、そして周辺地域から生まれるスタートアップの後押しも目指す。

 






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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