うつが引き合わせたユーチューバーたち

 

Posted on 27 Jan 2023 21:00 in うつとわたし、そしてインド by Yoko Deshmukh

まだまだ難しいけど、わたしもいつか、自らの気持ちをうまくクリエイティブに表現できるようになりたいです。



インドと深く関わるようになって、今年で早くも20年を迎える。
それは、インド移住の少し前に訪れた、うつとの戦いの歴史とほぼリンクしている。

このシリーズは、今まさに「顕在性うつ状態」で「全般的不安障害」という診断を受けて、微量ながら毎晩服用の薬を処方され心の病気と闘っているわたしが、不定期だが覚悟を持ってつづっている。
日によって気分の浮き沈みがあるため、つづれない日もあると思うし、その分量も変化するし時間軸も前後し、また、後日もろもろ加筆修正することも大いにあり得る。
いつも通りの「インドよもやま話」に戻る日もあると思うが、このシリーズは、いずれきちんとした形でまとめる予定である。


*****

最近は朝エクササイズのため、YouTubeのホーム画面を開くことが多い。

わたしの閲覧履歴に基づき関連性の高いものが表示されるのだろうが、よく目に飛び込んでくるユーチューバー(YouTuber)の方々はだいたい決まっていて、「ドラァグクイーン」や「メイクアップ」について発信されているものが上位を占めていることが多い。
次のお二方をはじめ、人気ユーチューバーになるための大きな条件は、誠実なお人柄によるものがかなりのウェイトを占めていると確信できる。
歯磨きしながらや、毎晩の足裏マッサージをしながらなど、リラックスしたい時などに楽しみつつ、学んでいる。
 

SACHI沙智ちゃんねる - YouTube
 

LIL' TV [Lil'Grand-Bitch] - YouTube

YouTubeがなぜ昨今、あまたのSNSを抑えてメッセージ発信ツールの王者に君臨しているのかと言うと、言語の壁を易々と超える、完成度の高い映像の力による訴求力はもちろん、それぞれ好きな人やトピックを選んで視聴しているという自覚があることが大きいのだろう。
等身大の発信ぶりには共感を抱きやすく、アルゴリズムも手助けして、ファンへの第1歩を踏み出すまでに、それほど時間はかからない。

そして、こちらのお二方は、まったくの偶然であるがいずれも「うつ」で苦しんだ経験者という、わたしにとって心強い共通点をお持ちである。
時に大笑いしながらも、個人的な思い入れを持ち、固唾をのんで動画を見守りつつ、改めてうつの症状は十人十色であり、簡単に一般化できるものではないのだと実感している。

お二方のようにはいかないかもしれないが、苦しみを糧にして、わたしを含めた広い人々に気づきや勇気をもたらすだけでなく、自己としても成長できるようでありたい。

※直近1週間の気持ち: 無力感、無価値、無能、無気力、疲労感
*Current set of medications: トリンテリックス錠


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本日の練習






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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