ロンドン・マフィンの前でパンを売る人

 

Posted on 21 Jan 2023 21:00 in ASKSiddhiのひとりごと by Yoko Deshmukh

地域の人をつないでいるなぁ。



アンパンやメロンパンなどの菓子パンや、キムチやチャプチェなどの韓国お惣菜も買える、韓国人が経営するベーカリー、ロンドン・マフィン(London Muffin)。
日本人や韓国人はもちろん、国籍問わずプネーに住むパン好き、韓国や東アジア料理好きにとって憩いの場で、カフェスペースもインドの若者たちを中心に、常に賑わっている。



 

昨年ぐらいから、このカフェの入り口に自転車の簡易リヤカーで乗り付け、パンやビスケットを売っているおじさんがいる。
もちろん、ロンドン・マフィンのものではなく、どこかから仕入れてきた別の商品である。
そして、外国人もインド人も、けっこう買っている。
それもそのはず、おじさんの売る商品はロンドン・マフィンで売られているパン類の10分の一ぐらいの価格で、味も悪くない。

先日など、ロンドン・マフィンでお茶をしていたら、インド人マダームが店内に入ってきてレジ係の男性に、「おじさんがいないんだけど」と聞いていた。
一応は商売敵、そんなの知るか、と無視するかと思ったら、なんとマダームと一緒に外へ出てきておじさんを探し始めた。

不用心にも商品を満載した荷台を放置して、おじさんはどこへ行ったのかな。
ほどなくして「すみませんね、へへへ」という感じでおじさん復帰、マダームは無事に商品を手に入れて帰って行ったとさ(もちろんロンドン・マフィンではひとつも買い物しなかった)。

「こんなところで商売しちゃって、追い出されないのかな」という心配は杞憂だったようだ。
こういうのを共存・共生というのかな。

本日最も読まれている記事
購入後半年で故障したフォッシルのスマートウォッチを巡る、意外な顛末 Posted on 16 Sep 2019
マカール・サンクランティ Posted on 15 Jan 2016
2023年1月、インドに帰ってきた Posted on 15 Jan 2023
My Stay in Japan and Mental Health Now Posted on 14 Jan 2023
日本人と顔立ちがよく似た「セブン・シスターズ」北東部の女性、人種差別に立ち上がる Posted on 18 Mar 2017


本日の練習






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



Share it with


User Comments