マハーラシュトラ州のデヴェンドラ・ファドナヴィス(Devendra Fadnavis)州首相が、通勤・帰宅時に殺人的に大混雑することで知られるムンバイ郊外列車(ムンバイ・ローカル)を利用し、他の乗客との談笑を楽しんだとして、現地メディアが話題にしている。
昨年12月末、ムンバイ南部コラバで開催されたイベントに参加したファドナヴィス州首相は、チャトラパティ・シヴァジ・ターミナス駅午後6時29分発の列車に乗り込み、次のイベント開催場所であるカルヤンに移動した。
乗り合わせた乗客らは一様に驚き、また過密な車内で州首相が移動することについて安全面の懸念を直接進言する人もいた。
さらに興奮した乗客の中には、親類に電話をかけ、ファドナヴィス州首相に代わって直接話してくれるように頼む人もおり、そうした人々にもいちいち丁寧に対応していた姿が、さらに州首相のイメージを向上したようだ。
列車を降りてからインタビューに答えたファドナヴィス州首相は、次のように述べていた。
「郊外列車を利用し、また乗客と会話することによって、いかに混雑が利用者を苦しめているか、また安全性に対する懸念が高いかが分かった。このことは必ず州としての対応課題に挙げ、関係当局と議論んする」