ラダック産のアンズが、世界市場で存在感を示し始めたという記事を、「The Hindu」電子版に見つけた。
Little known to outside world, Ladakh’s apricot hits global market with 5 metric tonnes shipped to UAE
今シーズン、ラダック行政当局は輸出量を1,000トン超に拡大する方針。
過去2年間の輸出量はわずか1,500キロだった。
ラダック連邦直轄領のVinai Kumar Saxena副総督(Lieutenant Governor)は7月中旬、有機アンズ5トンの第1便がアラブ首長国連邦(UAE)向けに出荷されたと明らかにした。
「地域経済の強化、持続可能な生計手段の創出、そしてラダックを主要な輸出拠点として確立する上で、大きく貢献する」と同氏は期待する。
ラダックにはKhante、Ngarmo、Raktsey Karpo、Nyarmo、Raktsey Karpo、Halmanをはじめとする、80種類もの固有のアンズがある。
Shamベルト、Nubra Valley、Kargilなど、2,000ヘクタールを超える地域で、計1万5,789トンのアンズを生産している。
このうち、地元関係者がインド最大の生産地とするKargilが1万656トンを占める。
当局者によると、ラダックでは、世界的なサプライチェーンが整っていないため、収穫量全体の約40~50%という高い割合で廃棄が発生しており、産業としての潜在力が大きく損なわれている。
ある政府高官によると、世界のほかの地域では、アンズは6月下旬から7月上旬、さらに8月に収穫されるのに対し、ラダック産のアンズは7月中旬から9月上旬と、遅い時期に成熟する。
そのため、ラダック産アンズの出荷時期は市場におけるアンズの主要シーズンと重ならず、競争上の優位性がある。
ただしラダック産アンズの不利な点は、収穫シーズンが限られていること、保存期間が短いこと、さらに地域と外部を結ぶ交通・物流事情にある。
そのため、地元の農家は天日干ししたアンズを販売するようになり、それは今ではラダックやカシミールの文化の一部となっている。
結婚式には天日干ししたアンズが欠かせない。
また、古くから種を低温圧搾し、アンズ油として利用してきた。
一方、現地関係者からは、連邦直轄領(UT)行政当局が一部品種について地理的表示(Geographical Indication、GI)の取得を進めてこなかったことや、主要生産地であるKargilにアンズやリンゴの栽培に特化した研究センターがないことなどを問題視する声も上がっている。

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