搭乗口で食事を受け取る「Adani OneApp」
Posted on 16 Jul 2026 21:00 in インドビジネス by Yoko Deshmukh
空港内ですら動かないなんて、ますます運動不足になっちゃうよね。
空港で保安検査を終え、搭乗口に着いた後で、食事をとり損なっていたことに気づくことがある。
そうしたニーズに対応すべく、アダニ・グループ(Adani Group)が空港ターミナル内専用フードデリバリー・アプリ「Adani OneApp」を展開している。
アプリでは、利用者が空港やターミナルを選び、参加店舗から食事を注文し、店舗カウンターでの受け取りや搭乗口への配達を選択できるようになっている。
ただし、実際の受け渡し方法は、空港によって異なる可能性がある。
ジャイプル空港では、注文した食事は指定された搭乗口付近のカウンターで注文品を受け取る形式とも読み取れる説明がある。
そのため、「搭乗口への配達」と案内されていても、すべての空港で配達担当者が乗客の座席付近まで食事を運ぶとは限らず、空港によっては搭乗口付近の指定カウンターで受け取る仕組みが採用されている可能性がある。
また、アプリに掲載されるすべての飲食店が、搭乗口への配達に対応しているわけではない。
乗客は、利用する空港、ターミナル、保安検査前後の区域などを確認し、アプリ上で表示される対象店舗と受取方法を選ぶ必要がある。
ここで疑問となるのが、厳重に管理された空港ターミナル内で、誰が食事の配達や受け渡しを担当しているのかという点である。
搭乗口のある保安区域には、一般のフードデリバリー配達員が、注文のたびに自由に入れるわけではない。
インド民間航空保安局(Bureau of Civil Aviation Security、BCAS)が使用する空港立入許可証(Aerodrome Entry Permit、AEP)の申請書では、申請者の所属組織、従業員番号、役職、担当業務、勤務場所、利用するターミナル、立入りを必要とする区域などの記入が求められている。
さらに、警察や裁判所で係争中の事件、逮捕歴、過去のAEP申請の却下歴、航空保安研修の受講記録に関する項目も設けられている。
空港の制限区域で働く職員や請負業者は、所属する組織を通じて必要な申請や身元確認を受け、担当業務に応じた立入許可を取得することになる。
空港立入許可証は、空港内を自由に移動するための身分証ではない。
許可を受けた職員が立ち入ることのできる場所は、担当業務や勤務区域によって限定される。
インドの空港では、中央産業保安隊(Central Industrial Security Force、CISF)が保安業務に関与しており、保安区域やエアサイドに入る職員についても、所持品の確認や必要な保安検査が行われる。
ただし、公開されている資料では、CISFが「Boarding Bites」の配達担当者を個別に身体検査していると明記した文書までは確認できない。
こうした空港の立入管理制度を踏まえると、搭乗口への配達や受け渡しを担当するのは、一般的なフードデリバリーサービスの配達員ではなく、空港内の飲食店、空港運営会社、または空港から承認を受けた委託会社などに所属し、必要な立入許可を持つ職員であると考えられる。

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Yoko Deshmukh
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インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。\r\n\r\nASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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