「プネーの新たなスローライフ型カフェ文化」を「The Hindu」電子版が伝えていた。
Why Pune’s cafés of the moment are built for slowing down
下町に隣接するファーガソン・カレッジ・ロード(Fergusson College Road)の「Café Sora」は、オーナーのアンバル・ローデ(Ambar Rode)氏が日本語の「空」に由来する名前を付けた。
インド各地をはじめ、日本、ベトナム、中央ヨーロッパなどを旅した経験をまとめたアルバムのような場所として構想している。
「Café Sora」のみならず、現在のプネーでは、これまでにない概念のカフェが数多く花開いている。
自由に旅に出るようになった若い世代が、その時の経験を生かし、都市のなかで立ち止まる時間を提案する。
「プネーのカフェ文化は爆発的に広がっている。静かで自然を生かした空間を提供するカフェもあれば、日本の喫茶店のような形式を試みる店もある」と、プネーを拠点とするPR会社「Carpe Diem」代表のMinoti Makim氏は話す。
カルヤーニー・ナガル(Kalyani Nagar)にある「Handmade Café」では、緑豊かな屋外庭園が明るく照らされた屋内スペースへとつながる。
その先の中2階には、姉妹ブランドである衣料ブランド「Chidiya」が入居する。
サワードウのピーナツバター&ジャムサンド、ラブネ*をふんだんに使ったターキッシュ・エッグ、ココナツ・カルダモン・ラテなど、丁寧に選び抜かれた料理や飲み物が並び、女性たちによって運営される空間である。
ライター、編集者、ブランドコンサルタントのTracy Chen氏は、「スペシャルティコーヒーと独立系カフェは、近年、大きな躍進を遂げた。主に体験と美的感覚を求める消費者が、新たな文化を動かしている。人々は静かな『自分だけの時間』を過ごすためにも、こうした場所を求めている」と説明する。
バネール(Baner)のフリップサイド(Flipside)は、昼間は静かに会話を楽しむカフェだが、夜になるとディープハウス音楽とマティーニを提供するバーへと姿を変える。
ブックバー・カフェ(Bookbar Café)は、サンドイッチ、パスタ、焼き菓子のメニューに合わせたコーヒーも充実し、読書好きを魅了する。
プラバート・ロード(Prabhat Road)にある「La Casetta」は、一軒家を淡いピンク色のイタリアンカフェとして生まれ変わらせた。
川沿いにある「Commune」は、アシュラムのような静けさと、水牛のモッツァレラチーズをたっぷり載せたサワードウピザや、きりっとした味わいのピッコロを含むメニューを両立させている。
プネーのカフェは、業界専門家によると、「複合的な社交空間」へと進化している。
コレガオン・パーク(Koregaon Park)の「Third Place」では、大きな窓から光が差し込み、読書コーナーや会話が弾む共同テーブルを照らしている。
プネーで長年営業を続ける独立系書店カフェ「Pagdandi」では、「長居してもらうことで、目先の売り上げではなく、そのコミュニティーが事業の一部となり、店を支える顧客にもなる」と結論づけている。
興味深い結論として、プネーのカフェ愛好者らは、スローライフの原点ともいえる場所、すなわちキャンプ(Camp)の「Marz-o-Rin」や「Café Yezdan」をはじめとするイラーニー・カフェへ戻っているということも書かれていた。

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