チェンナイの水不足を支える海水淡水化施設

 

Posted on 07 Jul 2026 21:00 in インド科学技術 by Yoko Deshmukh

その水、うめえか?



水不足がもはや常態化しているチェンナイでは、ネンメリ(Nemmeli)の海水淡水化施設が稼働しており、市の飲料水供給を支える重要な水源となっている。
一方、ペルール(Perur)で建設中の400 MLD海水淡水化施設は、完成すればチェンナイ都市圏の長期的な水需要を補う大型インフラとなる。

この海水淡水化施設で生産された水を、州首相が飲んで安全性を確認した、という記事を見つけた。

Chief Minister Vijay visits desalination plants at Nemmeli

タミル・ナードゥ州のC・ジョセフ・ヴィジャイ(C. Joseph Vijay)州首相は6日、ネンメリにある1日当たり1億1,000万リットル(110 MLD)および1億5,000万リットル(150 MLD)の生産能力を持つ海水淡水化施設を視察した。

また、推定費用581億4,570万ルピーでペルールに建設中の、1日当たり4億リットル(400 MLD)の生産能力を持つ海水淡水化施設の進捗状況を確認した。

視察中、州首相はネンメリの海水淡水化施設で生産された水を飲み、その品質と安全性を強調した。

州首相は、取水施設、ラメラ沈殿槽、逆浸透膜(RO)透過水タンク、中和槽、処理水タンク、浄水池、汚泥濃縮槽、管理棟、倉庫、石灰石ろ過装置、逆浸透膜(RO)棟、逆浸透膜(RO)給水タンク、溶解空気浮上装置、重力式二層ろ過装置、薬品棟、電気棟、建設中の作業場など、施設の各設備を視察した。

技術面では、ネンメリの既存110 MLD施設はチェンナイに本社を置くVA Tech WABAGが設計・建設・運営を担い、イスラエルのIDE Technologiesと協業して整備された。
新たな150 MLD施設は、スペイン系のCobra-Tedaguaとアラブ首長国連邦を拠点とするTectonのコンソーシアムが開発したもので、ラメラ沈殿、溶解空気浮上、限外ろ過などを組み合わせた前処理を備える。
ペルールの400 MLD施設は、VA Tech WABAGとドバイを本拠とするMetitoの合弁事業体が実施しており、ラメラ沈殿、溶解空気浮上、重力式二層ろ過、逆浸透膜、ミネラル再添加などを組み合わせた海水逆浸透膜(SWRO)方式が採用されている。

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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。\r\n\r\nASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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