インドに南西モンスーン到来: 衛星画像で確認する方法とは
Posted on 04 Jun 2026 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh
これはめちゃくちゃ楽しい時間を過ごさせてくれるな。
4日、インド気象局(Indian Meteorological Department、IMD)が、ケーララ州に南西モンスーンが到来したと正式に宣言した。
Monsoon 2026: How to track clouds with IMD’s INSAT imagery?
インド気象局(Indian Meteorological Department、IMD)は当初、モンスーンのケーララ到達を5月26日と予測していた。
モンスーンはインドで極めて注目度の高い自然現象である。
ここでは、一般の人でもその動きを追跡する方法を紹介したい。
IMDの衛星サービスで確認する方法
IMDの衛星画像サービスでは、メニューバーから「Asia Sector(アジア全域)」のほか、「Arabian Sea(アラビア海)」や「Bay of Bengal(ベンガル湾)」などの地域別ループ画像へ切り替えることができる。
観察する際は、南西から北東方向へ移動する巨大で密集した雲の塊を探すとよい。
日中はVisible(可視画像)チャンネル、夜間はInfrared-1(赤外線1)チャンネルを利用すると、雲の動きを確認しやすい。
モンスーンをより詳しく分析する方法
モンスーンは単に地上へ降る雨だけを意味するものではない。
実際には、大気中の数キロメートル上空で形成される積乱雲や嵐の発達状況を把握することも重要である。
そのためには、IMD衛星サービスの「Cloud Top Brightness Temperature(CTBT、雲頂輝度温度)」を選択する。
地図上には、濃い赤色や紫色、明るい白色などの領域が表示される。
これらは雲頂部の温度を示しており、降水をもたらす強いモンスーン性の対流活動や嵐の発達状況を把握する手がかりとなる。
モンスーンはどのように宣言されるのか
モンスーンは、ケーララ州内の指定観測地点で一定量以上の降雨が確認された後、IMDによって正式に宣言される。
さらに、西風(Westerlies)が十分な強さを持つことや、所定の高度まで到達していることなどの気象条件も満たす必要がある。
モンスーンはまずケーララ州への到達が確認され、その後インド全土へ広がっていく。
ケーララ州がモンスーン予報において重要なのは、その地理的位置によるものである。
同州はインド南西海岸に位置しており、アラビア海から吹き込む南西モンスーンの最初の影響を受ける地域である。
通常、南西モンスーンは5月末ごろに到達し、その後9月ごろまで続く。
そのため、ケーララ州はインド全体のモンスーン到来を判断する「入口」として重要な役割を果たしている。
南西モンスーンは、インドの年間降水量のおよそ80%をもたらす極めて重要な気象現象である。
モンスーンが適切な時期に到来し、十分な雨量をもたらすと、コメや豆類、サトウキビなどの主要な夏作物の作付けが順調に進む。

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Yoko Deshmukh
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インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。\r\n\r\nASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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