Infosys CEOの年収は約13億円: AI時代のインドIT業界を映す数字
Posted on 01 Jun 2026 21:00 in インドビジネス by Yoko Deshmukh
ドルで見てもピンとこなかったけど、ルピー建て円建てで見ると強さが伝わるよね。
インフォシスCEOの年間報酬が順調に成長中との記事を、「The Hindu」に見つけた。
Infosys CEO's compensation rises 2.5% to nearly $8.7 million in fiscal 2026
インド第2のIT企業であるインフォシス(Infosys)※が、29日に公表した年次報告書の中で、同社CEOのサリル・パレク(Salil Parekh)氏の2026年度(FY2026)の年間報酬が、前年度比2.5%増の8億2,600万ルピー(約869万米ドル)となったと発表した。
パレク氏の報酬の内訳は、固定給与が7,970万ルピー、賞与が2億3,350万ルピーであった。
なお、同報告書では、2027年3月に現在の5年間の任期満了を迎えるパレク氏のCEO任期延長については言及されていない。
同氏はすでに、Infosysにおける創業者以外のCEOとして最長在任記録を持っている。
Infosysは2026年度第4四半期(Q4)の純利益が850.1億ルピーとなり、前年同期比21%増加した。
また、2027年度(FY2027)には新卒者2万人を採用する計画を示している。
パレク氏の年間報酬の大部分を占めたのは、保有していたストックオプションの行使によるもので、その額は5億750万ルピーに達した。
同氏の報酬は、2025年度が944万米ドル、2024年度が790万米ドルであった。
2026年度のドル建て報酬額が前年より低く見えるのは、この期間中にインド・ルピーが対米ドルで9.88%下落したためである。
総額3,150億米ドル規模とされるインドIT業界は、AIによる技術革新の影響で顧客企業がIT投資戦略を見直しており、成長鈍化の局面に直面している。
先月初めには、インドのIT関連株は約3年ぶりの安値水準まで下落、これはOpenAIが新たなサービス事業を発表したことを受けてのものとみられる。
Infosysは4月、2027年度の売上高成長率見通しを、一定為替レートベース(Constant Currency)※で1.5%~3.5%と発表した。
これは市場アナリストが予想していた2%~4%以上の範囲を下回る内容であった。
一方、2026年度の売上高成長率は一定為替レートベースで3.1%となり、市場予想の3.0%~3.5%の範囲内に収まった。
なお、Infosysの最大の競合企業であるタタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)のCEO、K・クリティヴァサン(K Krithivasan)氏の2026年度報酬は296万米ドルであった。
一方、HCLテクノロジーズ(HCLTech)およびウィプロ(Wipro)は、現時点では2026年度の年次報告書を公表していない。
※ インフォシス(Infosys):1981年創業のインドを代表するITサービス企業。ソフトウェア開発、ITコンサルティング、クラウド、AI関連サービスなどを世界各国で展開している。
※ 一定為替レートベース(Constant Currency):為替変動の影響を除外し、前年と同じ為替レートで換算して業績を比較する指標。事業そのものの成長度合いを把握しやすくするために用いられる。

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Yoko Deshmukh
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インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。\r\n\r\nASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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