フロリダ無差別テロ:インド系元米海兵隊軍属の機転で60人あまりが現場から避難

 

Posted on 17 Jun 2016 23:00 in 海外のインド人 by Yoko Deshmukh

米国でこのような事件が発生するたびに、見た目が似ている中東や南アジアなどからの移民に対する空気が全般的に冷たくなるということを聞いたことがあります。



*The photo from NDTV

米フロリダ州オーランドのナイトクラブで発生した、米国史上最悪とされる大規模な無差別銃撃テロ事件で、同クラブで用心棒(バウンサー)として働いていたインド出身の元米軍海兵隊軍曹、イムラン・ユースフ(Imran Yousuf)氏が、多くの人々の避難を助けていたことが分かった。

Ex-Marine Of Indian Origin Saved Many Lives In Orlando Massacre

アフガニスタンでの従軍経験のあるユースフさんは、最初の銃弾の音が聞こえた際に、危険を顧みずとっさに裏口のドアを開け、恐怖に凍りつく人々を逃した。
ユースフさんの機転のおかげで、60〜70人ほどの命が救われた。

南米ガイアナに移住したインド人の子孫で、母親と祖母がヒンドゥ教というユースフさんの行動は、一歩間違えればテロリストの注意を惹きつけ、かえって危険を招いた恐れがあった。

ユースフさんは先月、米海兵隊を退職したばかりだった。
海兵隊タイムズ紙(Marine Corps Times)によれば、ユースフさんは現役時代、海軍と海兵隊の功績勲章を授与されたこともあった。






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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