働く現場で映えるサリーという選択

 

Posted on 19 Dec 2025 21:00 in ASKSiddhiサリー部 by Yoko Deshmukh

サリーとかけて夢と説くと、その心はユニバースだな。



さて、お次はAbira Dharさんである。


ジャーナリストとしての仕事をバリバリこなすサリーフルエンサーさんだ。
しかも、たいていの取材現場にはサリー姿で出動している。
つまり、彼女のインスタグラムはそのまま「働くサリー」の実践資料集でもある。
仕事と装いが分断されていない、その潔さがまず心地よい。

ご本人にお会いしたことはないので、実際の背丈はインスタグラムの投稿写真から推し量るしかないのだが、どうやらわたしと同じく「低身長さん」枠である。
このカテゴリーのサリースタイルを惜しみなく紹介してくれているのがありがたい。

さらに特筆すべきは、コットンサリー率の高さである。
とかくもたつきがちなコットンサリーを、どうすればさらっと着付けられるのか。
その答えが、彼女の投稿には詰まっている。日常着としてのリアリティと、プロの工夫が自然に同居している点が魅力だ。

そして、サリーだけで終わらないのがMekhala Mamaさんである。


この方の着こなしもまた、「一枚の布」が奏でうる可能性を、これでもかというほど謳歌している。
見ているだけで、「もっと自由でいいんだ」と背中を押されるような気持ちになる。
顔立ちもわたしたち日本人に近く、参考にできるポイントが実に多い。

何より印象的なのは、メハーラやサリーといった伝統布を、「フォーマル」「スマートカジュアル」「カジュアル」へと自在に行き来させる、その身のこなしだ。
そこには、慣れやテクニック、創意工夫だけでなく、何よりも堂々たる自信が必要なのだということを、日々教えてくれる存在である。

明日は、Megha Deshmukhさんについて語りたい。







About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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