本日は「Surreal Styles」の中の人をご紹介。
サリーにまつわる「こうであるべき」という固定観念、そのトリビア破壊に、真正面から取り組んでいる存在である。
実際のところ、「『普通』に巻け」「そんな格好でうろつくな」といったアンチコメントを、これでもかというほど浴びてきたはずだ。
それでも感情的に応酬するのではなく、淡々と、しかし圧倒的に美しいドレープ動画でカウンターしていく姿勢がいい。
陰ながら「姉御」と呼びたくなり、ついお慕いしてしまう所以である。
もっとも、この方のドレープは革新的であるがゆえに、「よし、やってみよう」と即座に真似するには、なかなか勇気が要る。
そんな躊躇を抱える人のために、会員制のオンラインサロンを運営しているという点も実に的確だ。
「サリーは、発想の赴くまま、どのように巻いても自由なんだ」――そのメッセージが、押しつけがましくなく、しかし確実に伝わってくる。
続いて、4人めの「サリーフルエンサー」さん。
Chidiyaaの創業者さんである。
自らオリジナリティあふれるパターンの、手織り・手染めサリーを手掛けているだけあり、その着こなしは「着流し」という言葉がぴたりとくる。
手足の長さと相まって、ただ立っているだけで様になる。
その姿が、最高にかっこいい。
いずれも、巷で「スタンダード」と呼ばれている「Nivi Drape」なのだが、奇をてらった工夫があるわけではない。
それでも、これほどスマートに着こなせるのか、と毎回はっとさせられる。
結局のところ、「きちんと着る」というのは、こういうことなのかもしれない。
おそらく、わたしが最も苦手とする「アイロンをきちんとかける」という基本中の基本。
その丁寧さ、サリーに対する敬意が、自然と着姿ににじみ出ているのだろう。
さて、お次はAbira Dharさん。
この先は明日、思いの丈を語りたい。