ネパール発と思いきやタイ生まれ?「Wai Wai」の魅力

 

Posted on 21 Sep 2025 21:00 in ASKSiddhi独断うまい店 by Yoko Deshmukh

「Wai Wai」ヌードル、少なくともこの1年はストックし続けているけれど、飽きないんだよね。



長らく「ネパール発チキンラーメン」と思い込んでいたが、調べてみればその起源はタイにあった。
目の前の一杯の麺が、国境を越えて旅をしてきたことを知ると、なんだか味わいもひとしおである。

タイ(Wai Wai (food brand) - Wikipedia)

もっとも、いまインドで手に入る「Wai Wai」はネパールの「Chaudhary Group」が国内で製造したもの。
アジアをまたぐ即席麺の物語は、それだけでちょっとした食文化の一章を感じさせる。

ネパール(Chaudhary Group - Wikipedia)

しかも6袋入りで90ルピー以下。
失業中の身には、この価格が涙ぐましいほどありがたい。
もはや生活インフラである。

Buy Wai Wai Ready To Eat Chicken Noodles Online (390 gm)

インド国民のソウルフード「Maggi」のネチョッとした麺が苦手なわたしにとって、「Wai Wai」は救世主だ。
細麺でありながら、少々ゆですぎてもほどよい歯ごたえを残している。
わが家の定番は「Chicken Noodles」。
麺にしっかり味が染みていて、一口すすれば日清の「チキンラーメン」が頭をよぎる。
塩加減も絶妙である。
ここに冷凍コーンや野菜炒めをのせれば、即席ながら「ちゃんと料理してる感」まで演出できる。

さらにネパールには「Wai Wai Sadeko」なる画期的な食べ方がある。

Wai Wai Sadheko Recipe _ Spicy Wai Wai Chatpate Sadeko

乾麺をそのまま砕き、タマネギやトマト、キュウリ、青トウガラシやスパイスを混ぜて食べる――まさかの「生スナック仕様」である。
ポリポリとした食感に、野菜のシャキシャキ、そして辛味が加わる。
なるほど、だから麺自体がしっかり味付きなのだ。

要するに「ゆでるかどうかはあなた次第」という、自由度MAXのヌードルなのである。





                  



About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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