プネーで出会ったTokyo Bakeryの「絶品チキンカツサンド」

 

Posted on 07 Sep 2025 21:00 in ASKSiddhi独断うまい店 by Yoko Deshmukh

後日試したメロンパンも最高でした。世界一かもしれない。



日本で製パン技術を学んだ方が、プネーで日本式パンを作り続けている「Tokyo Bakery」というベーカリーがある。

「Tokyo Bakery」の公式インスタグラム

これまでは我が家から遠い西側、KothrudやBaner Roadにしか店舗がなく、なかなか試す機会がなかった。
ところが最近、友人のOさんが「Viman Nagarにもお店ができたらしい」と発見。



 

そこでシッダールタがさっそく、絶品チキンカツサンドと、私の大好物メロンパン(120ルピー)、アンパン、そしてシナモンロールを買ってきてくれた。

まず驚かされたのはチキンカツサンド。
少し冷めていたのに、むしろそのおかげでチキンのジューシーさが食パンにしっとりとなじみ、思わず「これは職人技!」とうなってしまった。
 

ラッピングペーパーが何気にカワイイ。


ほんのりオイスターソースのような風味も漂う。しかも、挟んでいるパンは日本の食パンそのもの。
やさしい甘みが柔らかなチキンカツのうまみを引き立て、しかも当地の食パン(Sandwich Loaf)にありがちな、ボロボロと崩れる感じもまったくない。
値段は1つ450ルピーとやや高めだが、かなり大きなサイズで、半分にカットしてくれるので2人でシェアするにはちょうどいい。
正直、日本の空港でおなじみの某「ま◯泉」のとんかつサンドよりもウマいと感じたほどだ。

続いてアンパン(130ルピー)。
 


小ぶりながら中身はぎっしり。餡のなめらかさと甘さのバランスに加え、ほんのり香るケシの実の風味が本格的だ。
これは、プーラン・ポーリー(Puran Poli)という餡入りチャパティ文化のあるマハーラーシュトラの人々にも、きっと受け入れられるに違いない。

最近のプネーでは、サワードウの黒パンや本格クロワッサンといったヨーロッパ系のパンが人気を集めている。
だが一方で、韓国や日本のパンを扱うベーカリーもじわじわと支持を広げている。

祖国を遠く離れて暮らすなかで、懐かしい「日本のパン」に出会える場所が身近にできたことは、何よりもうれしい。






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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