「空港勤務」偽装話で巨額詐欺: 休職中女性

 

Posted on 21 Aug 2025 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh

経済が低迷しがちな状況だと、わたしでも詐欺に巻き込まれてしまったんだから(先月のASKSiddhi参照)この方のこと、笑えないよ。



バンガロール在住の女性が、1年で340万ルピーもの金額をだまし取られる詐欺事件に巻き込まれていたことが分かった。

Unemployed woman, searching for marriage and job, loses ₹34 lakh to cyber fraudsters in Bengaluru

訴状によると、被害者は休職中の32歳女性で、2024年7月に結婚相手を探す結婚仲介サイトに登録すると同時に、仕事も探していた。

ある日、デリー在住と名乗る人物から電話を受けた。この人物は有名企業の人事部と知り合いだと主張し、後に被害者を「人事部長」とする人物に引き合わせ、「デリー空港の地上職マネージャー」業務を提示した。

そして採用通知(letter of appointment)発行の保証金として、被害者は就職に必要な手続きを完了させるという名目で、保障手当、住居費、入社手続き費用など、複数回の支払いを要求された。2024年7月から2025年1月にかけて、小額の支払いを数回に分けて行い、合計340万ルピーに達した。支払いは母親の同意なしに母親の口座から金を引き出したほか、金融機関や個人融資を受け、さらには貯めていたユーロを売却して行われた。

2024年10月には住居費と職務手当の前払いとして入社通知書と小切手を受け取ったが、ほどなくして小切手が不渡りになっていることに気づいた。被害者が「人事部」に問い合わせたところ、人事部は署名の不一致が原因だと説明した。

しかし、「人事部」とは2025年3月以降、連絡がつかなくなっていた。ところが最近になって再び連絡があり、追加の「税額」を支払えば以前の支払いが返金されると主張された。

被害者は実兄に相談し、受け取った書簡がすべて偽物であることを確認。その後、警察への相談に至った。






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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