ヴァンデ・バーラト vs デッカン・クイーン: 所要時間はほぼ互角

 

Posted on 11 Aug 2025 21:00 in トラベル・インド by Yoko Deshmukh

新幹線を1本通すのにこれだけの期間がかかる国だからね。画像は「Punekar News」より。



プネーとムンバイーとの間を結ぶ特急列車の速度を比較する記事を見つけた。

Deccan Queen Beats Vande Bharat on Pune-Mumbai Route: Faster Journey at 85% Lower Fare
 


プネーとムンバイー間を鉄道で移動する手段は、現在、新しく導入された「ヴァンデ・バーラト・エクスプレス」(Vande Bharat Express、22226)と、昔ながらの「デッカン・クイーン」(Deccan Queen、12124)の2通りがある。
両列車の所要時間はほぼ同じだが、運賃はヴァンデ・バーラトが720ルピーであるのに対し、デッカン・クイーンは390ルピーと、倍近い差がある。

一方、所要時間はヴァンデ・バーラトがプネー~ムンバイー間を3時間15分で結ぶのに対し、1930年から毎日運行しているデッカン・クイーンは同じ距離を3時間10分で走行しており、わずか5分ながら「先輩」に軍配が上がる。
さらにデッカン・クイーンには「セカンド・シート(2S)」という運賃オプションがあり、110ルピーと格安で、予算重視の旅行者にも応えている。

デッカン・クイーンは、プネー~ムンバイー路線で最初の「超高速列車」として歴史的に知られる。
1930年に「Great Indian Peninsula Railway(GIPR)」によって導入され、インド初の食堂車も備わっていた。

ちなみに、ヴァンデ・バーラトの運賃720ルピーにはケータリング料金、Wi-Fiアクセス、各座席のモバイル充電ポイントなどが含まれている。

デッカン・クイーンと言えば大昔に利用して、列車内で食べたベジ・サンドイッチが思い出深い。
あのころ、インド中でも最速を誇る列車としても知られていて、家賃の高いムンバイーではなくプネーに居を構え、毎日通勤する人々が利用していると聞いていた。






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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