7月、カルナータカ州政府が映画チケット価格を200ルピー上限と定める通知案を発表した。
₹2,000 for a Coolie ticket: Bengalureans shocked at exorbitant rates for Rajinikanth’s film
しかし、タミル映画界が誇るスーパースター、ラジニカーント(Rajinikanth)主演、ロケーシュ・カナガラージ(Lokesh Kanagaraj)監督の最新作『Coolie』が8月14日に全世界で公開されるにあたり、チケット価格は天井知らずの高騰ぶりとなっている。
トレイラーもスーッパルだねっ!
9日、カルナータカ州内で同作の予約受付が開始されると、わずか数分で興行収入記録を樹立。
30分で上映66回分、およそ1万枚のチケットが販売され、バンガロールの興行収入で史上最速記録を達成した映画となった。
人々の注目を集めたのは、シングルスクリーン(single screen)での早朝上映(午前6時〜7時)のチケット価格だ。
最高額は、M.G.ロードにある「Swagath Shankar Nag」のゴールド・リクライニング(Gold Recliner)席で2,000ルピー、その他の席はゴールド(Gold)席が1,500ルピー、シルバー(Silver)席とラウンジ(Lounge)席が1,000ルピーだった。
このほかにも1枚1,000ルピーや800ルピーという価格を付けた映画館があった一方、バンガロール全体では、早朝および午前中の上映の平均価格は400〜500ルピーとなっている。
ソーシャルメディアでは、こうした法外なチケット料金に対する批判が寄せられている。
タミル・ナードゥ州では、インド最大級のマルチプレックスであるチェンナイのマヤジャール(Mayajaal)を含め、チケット1枚を200ルピー以下とするよう命じている。
バンガロールは映画チケットが高額化することで特に悪名高い。
2025年度予算案において、シッダラマイア(Siddaramaiah)州首相は、マルチプレックスを含む州内すべての映画館のチケット価格上限を200ルピーに制限すると発表し、先月14日に15日間の猶予期間を設けて通知していた。