タミル・ナードゥ州にVinFastのEV拠点誕生 年5万台体制で雇用3,500人超
Posted on 05 Aug 2025 21:00 in インドビジネス by Yoko Deshmukh
画像は先月訪れた、チェンナイのマリーナ・ビーチです。
タミル・ナードゥ州のトゥートゥクディ(Thoothukudi)県で4日、ベトナムのEVメーカー、VinFastがインド初となる製造工場を開設した。
開所式にはスターリン(M.K. Stalin)同州首相も出席した。
T.N. CM Stalin inaugurates VinFast’s first EV manufacturing plant in India at Thoothukudi
シラナタム(Sillanatham)のSIPCOT工業団地に位置し、今後5年間で3,500人以上の雇用創出を見込む。
2024年、VinFastは同州政府と1,600億ルピーの投資協定を締結している。
同工場は当初、年間5万台の生産能力を備え、将来の需要に対応して15万台まで拡張できる。
同州首相は開設式で、工場が協定の調印からわずか17か月という記録的な速さで完成したことはタミル・ナードゥ州でのビジネスの容易さを実証するものであり、「チェンナイはインドのデトロイトだ」と述べた。同首相によると、国内で販売されているEVの40%は州内で製造されている。
今後VinFastの投資はトゥートゥクディ県以外の州南部の他県にも拡大することが期待されている。
VinFastの親会社であるVingroupは、同州の教育、医療、テクノロジーなどの事業にも参入している。
「VF7」モデルが製造される。
同州の産業大臣によれば、昨年の協定締結時、トゥートゥクディでの自動車工場を建設する可能性について多くの人が懐疑的だったという。
VinFast AsiaのCEO、ファム・サン・チャウ(Pham Sanh Chau)氏は、「トゥートゥクディ工場を南アジア、中東、アフリカ向けのVinFast最大の輸出拠点にすることを目指している」と述べている。
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Yoko Deshmukh
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インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
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