オーロヴィルでの40年を写した写真家ジョン・マンディーンの遺作展

 

Posted on 03 Aug 2025 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh

身近な方の訃報に接する機会が増えるにつれ、自分もいつまで生きていられるか分からないなと思うようになってきています。



写真家の故ジョン・マンディーン(John Mandeen)氏が、1980年から2020年の40年にわたりオーロヴィル(Auroville)で撮影した写真を集めた「Capturing Life」が、Centre d’Artで8月10日まで展示される。

A photographic tribute to John Mandeen’s time at Auroville

ジョン氏は昨年7月7日に逝去。
この展覧会は、オーロヴィルの出版・流通を専門とする部門の一つ、プリズマの創設者フランツ・ファスベンダー氏が企画したもので、
ジョン氏がインドで過ごした日々に敬意を表し、そのレンズを通してオーロヴィルにスポットライトを当てている。
米カリフォルニア州北部の町で生まれ育ったジョン氏は、1968年、24歳でインドに渡った。
1か月後、ポンディシェリのオーロビンド・アーシュラムにたどり着き、ザ・マザー(Mirra Alfassa[ミラ・アルファッサ])によってアシュラムに受け入れられた。

ジョンが初めて本格的なカメラ、ペンタックスの一眼レフを手に入れたのは、かなり変わった経緯だった。
オーロヴィルから母国に帰国する費用を必要としたオーストラリア人から買うまでは、シンプルなコンパクトカメラしか持っていなかった。
それから完全に独学で写真技術を学び、次第にアメリカに住む妹が定期購読した写真雑誌を郵送してくれるなどして、膨大な書籍から知識を得た。

オーロヴィルの多くの子供たちに写真を教えることもあった。

自然光のみを使って撮影することにこだわっていたジョン氏は、最晩年はシュリ・オーロビンド・アーシュラム・アーカイブス(Sri Aurobindo Ashram Archives)と共同で新しい写真集の制作に取り組んでいた。

 






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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