合格えんぴつのご利益か、ドイツ語検定2級に滑り込み
Posted on 20 Jul 2025 21:00 in ASKSiddhiのひとりごと by Yoko Deshmukh
無謀な挑戦にもかかわらず可能な限りサポートしてくれた先生や、当日は試験会場近くまでクルマで送ってくれた実家の母やシッダールタに感謝です。
日本に一時帰国中で福岡に滞在していた先月(2024年6月)22日、日本で実施されているドイツ語能力の習熟度試験「ドイツ語検定(Diplom Deutsch in Japan)」の2級を受験した。
これは、日本独自のドイツ語検定試験であり、文部科学省後援のもと、実用的なドイツ語の理解力と表現力を測定する目的で実施されているものである。
2級は、日常生活から時事的な話題まで、比較的幅広いドイツ語の読解・聴解・文法・作文能力が問われる中上級レベルに相当する。
今回の受験にあたっては、十分な対策ができていたとは言いがたい。
受験後にASKSiddhiに投稿したとおり、前々回の冬の一時帰国時に購入していた参考書を、特に文法と語彙のセクションを中心に軽く2巡した程度であった。
そのため、まったく自信のないまま試験に臨むこととなり、結果を待たずしてプネーに戻る前に念のため2級対策用の別の参考書を1冊買い足していたほどである。
※参考書: 『CD付 独検2級合格講座 中級ドイツ語へのスキル・アップ』(三修社)、『独検対策2級問題集[三訂版]』(白水社)など。
試験結果の発表は7月11日で、実家の母が郵送で届いた結果通知を確認し、ギリギリの点数で合格していたことを知らせてくれた。
客観的に見ても、滑り込みでの合格だったようだ。
本格的な2級対策はしていなかったが、日常的には週1回、プネー在住のネイティブのドイツ語講師からオンラインでレッスンを受けていた。
使用教材はGoethe-Institut(ドイツ文化センター)のA2レベルの教科書で、文法や会話練習を中心に進めていた。
※教材: 『Netzwerk neu A2 Kursbuch mit Audios und Videos』(Klett社)使用。南アジア(インド、パキスタン、スリランカ、ブータン、バングラデシュ、ネパール)限定の教材で、欧州共通参照枠(CEFR)A2レベルに対応している。
また、語彙力やリスニングの感覚を維持する目的で、Duolingoのドイツ語コースを毎日10〜15分ほど継続していた。
継続は力なり、とはよく言ったものである。
そのほかには、InstagramやYouTubeで、ドイツ発(極右系でない)ニュースの公式アカウントを片っ端からフォローして、ドイツ語を読んだり聞いたりする環境作りに努めた。
なお、強いて合格の要因を挙げるならば、母が福岡の太宰府天満宮で授かってくれた「合格えんぴつ」のご利益かもしれない。
いずれにしても、せっかく合格できたのだから、ここで立ち止まることなく、次はプネーで実施されている「Goethe-Institut」の国際標準試験、B1レベルの合格を目指して、段階的に学習を進めていくつもりである。
※B1試験: Goethe-Zertifikat B1(ゲーテ・インスティトゥートによる国際ドイツ語資格)。中級者向けで、聞く・読む・書く・話すの4技能を総合的に測定する。
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Yoko Deshmukh
(日本語 | English)
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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