インド大使館、平壌での活動再開へ — 新任大使にロンクメル氏

 

Posted on 25 Jun 2025 21:00 in インドの政治 by Yoko Deshmukh

これでインド人観光客による北朝鮮トラベローグが、また充実するのかな。写真は2018年に釜山のロッテ・デパート地下フードコートでいただいた冷麺です。



インド外務省(Ministry of External Affairs、MEA)が約10日前、2008年入省の外務省職員であるアリアワティ・ロンクメル(Aliawati Longkumer)氏を、次期駐朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)大使に任命すると発表していたことが分かった。

Shri Aliawati Longkumer appointed as the next Ambassador of India to Democratic Peoples Republic of Korea

ロンクメル氏は現在、駐パラグアイ大使館の臨時代理大使を務めており、豊富な外交経験を、インドが複雑かつ変化し続ける関係を維持してきた北朝鮮との外交的関与における今後の重要な任務に活かすとしている。

インドと北朝鮮の関係は、歴史的に人道支援と戦略的慎重性が混在してきた。

インドは北朝鮮に対し医療支援や食糧支援を行ってきた一方で、同国の核拡散活動に対する懸念を表明し、そうした動きを抑制するための国連安全保障理事会による制裁を支持してきた。

今回、4年ぶりに再開される在平壌インド大使館では、北朝鮮との外交ルートを維持するというインドの決意が示されることになり、インドが地域のあらゆる関係者と連携し、自国の利益のバランスを取りつつ、朝鮮半島の平和と安定を促進するという戦略の一環であると国内メディアは伝えている。

在平壌インド大使館は2021年7月、新型コロナウイルス感染症の拡大に北朝鮮が警戒したことなどを理由に無期限閉鎖されていた。






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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