インド製薬業界の規模と将来性

 

Posted on 29 Nov 2024 21:00 in インドビジネス by Yoko Deshmukh

IT業界が2,450億ドル規模と言われているから、まだまだ伸びしろがあるよね。



現在550億ドルの価値と見積もられているインドの製薬業界が、2030年までに1,300億ドル、2047年までに4,500億ドルに達すると予想されている。

Indian pharma industry projected to reach $130 billion by 2030 say experts

うち輸出が278億5,000万ドルを占める。

今月25日から27日までデリーで開催された、「Informa Markets」主催の「CPHI & PMEC India」の場で、専門家らは「バイオ医薬品や特殊ジェネリック医薬品、そしてAIテクノロジーにおける業界の進歩が見られるインドは、世界の主要輸出国として急成長しており、2047年までに輸出を含む業界収益1兆ドルを目指す」と語った。

Pharmexcilの副会長ナミット・ジョーシー(Namit Joshi)氏は、「新型コロナウイルス対策ワクチン開発への貢献を通じて『世界の薬局』と呼ばれるようになったインドは、ナノ粒子や薬物送達システム改善などの進歩、そしてIT技術の医薬品製造との統合により、生物製剤とバイオシミラー(後発生物製剤)における優位に立つまでになった」と述べた。

製薬企業家連盟「Federation of Pharma Entrepreneurs(FOPE)」のハリーシュ・K・ジェイン(Harish K. Jain)会長は、「2030年までに輸出は大幅に増加、うち70%が欧州および米国向け」と予想する。
インドの製薬会社は米国の医療制度に年間80億ドル貢献し、患者に1兆5,000億ドル以上の節約をもたらすと述べ、「AI、機械学習、生物製剤の能力が高まっているインドは、2047年までに1兆ドル規模の産業を目指し、世界有数の製薬ハブになるだろう」と意気込みを語った。

Informa Marketsによると、インドは現在、医薬品生産量で世界第3位、Value価値で第14位となっており、同業界は国のGDPの約1.72%を占めている。インドは、世界のバイオテクノロジー調達元としてトップ12、アジア太平洋地域では第3位となっている。

米国や欧州よりも30%~35%低い製造コスト、先進国市場よりも87%安い、費用対効果の高い研究開発費、豊富な熟練労働者プールなど、インドは製薬業界にとって魅力的な条件がそろう。

本日最も読まれている記事
1. 日本人と顔立ちがよく似た「セブン・シスターズ」北東部の女性、人種差別に立ち上がる Posted on 18 Mar 2017
2. 購入後半年で故障したフォッシルのスマートウォッチを巡る、意外な顛末 Posted on 16 Sep 2019
3. インドで人気の日本アニメは、このタイトル Posted on 15 Jun 2023
4. インディラ・ガーンディー国際空港ターミナル3の様子、機内食、その他あれこれ:写真編 Posted on 13 Oct 2018

5. インド中華に迷いそうになったら、ハッカヌードル食べ比べはいかが Posted on 26 Oct 2017


本日の練習

 






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



Share it with


User Comments

Leave a Comment..

Name * Email Id * Comment *