自分を許すことが第1歩
Posted on 18 Oct 2024 21:00 in うつとわたし、そしてインド by Yoko Deshmukh
「他者を傷つけない」、「周囲に配慮する」など、よりよく生きるための自分なりのルールを決めよう。
インドと深く関わるようになって、今年で早くも20年を迎える。
それは、インド移住の少し前に訪れた、うつとの戦いの歴史とほぼリンクしている。
このシリーズは、今まさに「顕在性うつ状態」で「全般的不安障害」という診断を受けて、微量ながら毎晩服用の薬を処方され心の病気と闘っているわたしが、不定期だが覚悟を持ってつづっている。
日によって気分の浮き沈みがあるため、つづれない日もあると思うし、その分量も変化するし時間軸も前後し、また、後日もろもろ加筆修正することも大いにあり得る。
いつも通りの「インドよもやま話」に戻る日もあると思うが、このシリーズは、いずれきちんとした形でまとめる予定である。
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昔よりもずっと生きやすくなったと感じる。
たとえば、人と会ったり話したりするのが苦手なこと、得意なことと不得意なことの差がひどくあること、など、わたしの性格上の特徴は、以前であれば「半人前」とか「未熟」とか、悪いレッテルを貼られて終わりだっただろう。
しかし現在、少なくともわたしの暮らすインドや日本では、国籍や生まれ育った環境、現在の状況や性別、経済力、年代、疾病等の有無など、多様な人々がともに暮らす前提で社会のあり方が考えられているため、多少の「規格外」でも、どうにかカバーできるようになっているし、そうすべきとの前提でわたしは動いている。
その分、自分としては意図せずして、または必然的に他人に迷惑をかけることが、昔よりも増えていることを意識しているし、また痛感している。
同じように、苦手な人や折り合いのよくない人にも、何らかの事情やチャレンジがあるのだろうと慮ることが割と自然にできるので、特定の人をに忌み嫌うこともあまりなくなった(距離は置くけど)。
何かあったら、自分が一番悪い、自分の生き方や考え方はダメなんだ、という自己批判ばかりをしてきたわたし。
でも、できないことは仕方ないのだから、できることをなるべく精一杯やろうと気持ちを切り替えるようにしている。
自分のありのままを受け止められる人、認められる人、自分をいたわれる人は、自分しかいない。
いろいろ反省すべきことは多いが、そう言い聞かせて日々を過ごすよう努力しているところだ。
「ドローイン」というエクササイズをご存知の方であれば、できるだけ意識して腹をへっこましていても、油断したらぼよよ~んっと腹が垂れてしまうことがあるように、無意識に自己批判を延々と続けてしまうこともある。
そんなときには自分の肩を自分でトントンして、「お客さん、またやってるよ」と教えてあげよう。
※直近1週間の気持ち: 劣等感、無気力
*Current set of medications: Serlift 25mg(自己判断で少しずつ減薬中)
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本日の練習
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Yoko Deshmukh
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インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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