チェンナイ最後の夜は、マハーバリープラム観光帰りだったこともあり、手軽に滞在先近くのショッピングモールで済ませようということになった。
 

モール自体は、プネーから完全に撤退したかのように見えるスーパーマーケットの「SPAR」が健在だったこと以外は、何か特筆すべきことがあるわけでなく、ごく一般的なものだった。
上映中のタミル語映画（コリウッド、Collywood）はどんなものがあるかな、とシネプレックスに行ってみたが、かつてのようにポスターなどが貼っているわけではない。
 

ただ、みなさん「SHAZAM」という作品の
チケットを購入して次々に館内へと入って行くことは、
見て取れた。

2019年のハリウッド作品ぽい。
 

同行のKさんが「最後の夜はチェンナイの味を食べよう」と
スマホで検索して出てきたのは、
たまたまこのモール内にも店舗のあった「Junior Kuppanna」。

juniorKuppanna

さっそくやってきた給仕の女性は、
映画「バーフバリ」に出てくるデーヴァセーナ姫に笑顔や表情が似ていて、
とってもチャーミングだった。
メニュー名だけでは分からない料理の特徴を、
一生懸命に説明してくれた。

食前の1杯は、「Goli Soda」つまりラムネ。
インドのものは、フレーバーがついているものが一般的。
ラムネは瓶を再利用するからエコでいいんだけど、
この瓶は口のところについたゴムリングが迫力のあるカビ方をしていたため、
卓上の金属グラスに注いで飲んだ。
 

わたしが注文したのは「Egg Kothu Parotta」。
ちぎったParotta（薄焼きパン）に
卵とスパイスを混ぜて炒めたもので、
マハーラーシュトラ州では「Churma」と呼ばれるものに近い。
純ベジタリアン版の「Churma」と異なる点は、
こうした「Kothu Parotta」にはチキンや魚、マトンなども材料として使う点だ。
 

シッダールタが注文したのは「Chicken Dosa with Curry」。
ドーサはふわふわ、チキンもジューシーで、美味であった。
次回、機会があればこのシーフード版を注文したい。
 

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