プネーの人工知能企業AA社。
経営陣のひとりで、長年のお付き合いがあるA1氏とのご縁で、今年の9月から週1日半日だけ、勉強のためと称してお邪魔させていただいてきた。

11月中旬に東京出張の帰途、初めて福岡を訪れてくださったCEOのA2氏は、その後プネーに戻ってからすぐまたシカゴでの展示会への出展のため渡米するなど、あちこち飛び回り多忙な中、わたしのような者に対して、同社業務の一部を担うメンバーにならないか、とのお申し出をくださっていた。

わずか2カ月の付き合いに過ぎないが、すでにAA社やそのメンバーたちを大好きになっていて、わたしとしては願ってもないうれしいお話であったが、A2氏と何度か慎重なやり取りを交わさせていただいた後、お受けするとのお返事を送った。
同時に、スピード感あふれるA2氏らしく「契約書の署名は来年1月プネーに帰ってからでもいいが、契約は本日付で直ちに発効」として、晴れて12月11日、プネーの人工知能会社AA社の一員に非常勤コンサルタントとして加わった。
2012年に当時まで勤めていたプネーのソフトウェア会社（冒頭A1氏が当時経営していた会社）を退職してフリーランスとなって以来、組織に属するのはおよそ8年ぶりとなる。

今後は、あくまでフリーランス翻訳者としての仕事は続けながら、日本の大手企業の資本も入る有望なスタートアップ企業で、自分の興味のあるテキスト分析や自然言語処理、機械学習などの業務に、正式なメンバーとして携わることができる。
わたしにとっては、まるで夢のように恵まれた環境であり、そしてまさに夢に向かって大きく1歩、前進した瞬間だ。

とは言え、わたしには理系の頭脳もなければ、人工知能に関する体系的な知識も、人脈も、人望もない。
ただの興味関心と、「仕事面でインドともっとつながりたい」という希望だけで、こんな契約をさせていただけるのがひたすらありがたく、1日も早く何らかの貢献ができるよう、精一杯がんばらねばならない。

なお、A2氏の福岡訪問は、友人や知人、またネットワーキングイベントで知り合った方々などのご協力を得たおかげで、とても充実したものになった。

A2氏福岡訪問時関連記事
プネーから福岡へ、人工知能企業のインド人社長初訪問記：完結編 Posted on 20 Nov 2019

おそらく、その時の経験や体験も考慮して、このような名誉な機会をくださったのだと思うと、この場を借りて改めて、ご協力くださった皆様に心から御礼を申し上げたい。

今後、同社業務の機密漏洩にならない範囲で、一般的な知識や学びなどを、ASKSiddhi（アスクスィッディ）でもお伝えしていけるよう、精進していきたい。

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