南インド料理とワインを楽しみながら遊んだ第2回 #福岡サリーおしゃれ会!#全日本無限変幻サリーおしゃれ会

 

Posted on 09 Jun 2019 21:00 in ASKSiddhiのひとりごと by Yoko Deshmukh

サリーの楽しさをもっと上手にみんなにアピールすることができるようになりたいな。Photo by Tomomi Yoshimura.



土曜日だった8日、福岡きっての一流ソムリエで、財界の著名人も訪れる隠れ家的なワインバー、「ラタフィア」オーナーの吉村智美(よしむら・ともみ)さんからの強力かつフレンドリーなバックアップを受け、福岡市中心部の一等地に店を構える人気南インド料理店、「ポラポラ食堂」さんのご協力を得て、第2回「福岡サリーおしゃれ会」を開催することができた。
サリーのおもしろさに魅了され、「サリーを着て出歩ける場所が欲しい」という動機だけで発信していたら、今回の2カ月弱の福岡滞在中に2回もサリー会を開催することができて感無量だ。

第1回目「福岡サリーおしゃれ会」関連記事
記念すべき第1回「#福岡サリーおしゃれ会」、開催報告と6月イベントの予告☆

わたし自身がサリーを活用したおしゃれについてまだ手探りの状態であり、この日も厳密に言えば「南インド料理とワインのコラボ」がメインテーマで、サリーについては話題作りのひとつとして添えさせていただいたつもりだった。
ところがフタを開けてみると、吉村さんご自身が上質な白の七分袖Tシャツに美しい藤色のサリーを合わせた爽やかな着こなしで登場してくださったほか、オディッシー舞踊家で、「ナマステ福岡」では多数の来場者のサリー着付けをこなしている百戦錬磨のAさんが、黒いシンプルなクルタに合わせたシックかつ華麗な「ダンサー巻き」を披露して会場の注目を集めた。

「福岡のサリー番長」で、前回の会場を提供してくださった「インディアン・スパイス・ファクトリー」オーナーの祥子さんとお友達のKさんは、蒸し暑い気候を意識してタンクトップに合わせたコーディネートでキメてきてくださり、文句なしにスーパーかっこよかった。
サリー以外にも、インド訪問時にファブ・インディアで調達したというおしゃれなクルタや、サルワール・カーミーズ、そしてインドなプリントのTシャツで参加してくださった方がいた。
また、長崎から参加してくれたYさんは、よくお似合いなエレガントなモスグリーンのサルワール・カーミーズに身を包みながら、大荷物にサリーやアクセサリーなどをたくさん抱えてきてくださり、実際に会場の方に着ていただくことができて感動した。

わたしはこの日、アノーキー(Anokhi)の黒地コットンサリーに、無印良品で調達した黒リネンの開襟シャツを合わせてみた。
そして下にはペチコート代わりにとユニクロで調達したポリエステル混のフレアスカートを履き、そこにサリーをたくし込んでみたが、ゴムが背中側だけなのでしっかり留まってまったく着崩れすることなく、1日快適に過ごすことができた。

ユニクロで買った、コットンサリーとの相性がよかったポリエステル混スカート

サリーやインドの伝統服だからと言って身構えることなく、普段着のカジュアルな着流しとして気楽に取り入れれば、流行に関係なく各自の美意識を反映した、本当に気に入ったおしゃれの材料のひとつになるのではないか。
好きな服を心から楽しんで着ている人は、年齢や体型など関係なく本当にかっこいいファッショニスタだし、自分だけでなく周囲も華やいだハッピーな気持ちにさせてくれる。

わたしはおしゃれに関しては無知だし門外漢な人間だという自覚があるのだが、好きなものしか着たくない、また着るからには誰よりも自分が納得できる、スマートな着こなしをしたい。
反対に着こなしに不満がある時は、気分も冴えない。
そして、一時期ファストファッションを安いからと買い漁り、着ない服の山を大量に作った犯人としては、長く着まわせるような1着を吟味したいという信念のようなものはある。

なお、わたしの「ファッション哲学」のようなものを物語るエピソードとして、恥を忍んで最近の自分の体験談をこの機会に記しておく。
タイのリゾート地に滞在している時、ふと気づいたら道行く観光客の女性たちが、すれ違いざまにわたしを見ていく。
ショーウィンドウなどに映った自分の姿を見て、「たぶん今日の服(その日はティラキタで購入した古着サリーの2ウェイスカートを胸元まで引っ張り上げたリゾート仕様で着ていた)が、どこで買えるのか気になって見ているのだ」と解釈した。
別の日、福岡のとあるショッピングモールで、遠目にとても素敵な服を着ている人がいるなと思っていたら、なんとそれは鏡に映った自分自身だった。
はっはっは。

つまり、好きな服を着て歩くとき、誰かに見られることを「恐れる」のではなく、ちょっとナルシスト気味にでも「よく似合っているから、どうなっているか知りたくてみんな見る」ぐらいに堂々としていればいい。
どんな容姿の何歳の人が何を着ようが、因縁をつけてくる人は必ずいて、そんな一部の他人を気に掛けて自分の本当に好きなことを「調整」するほど、人生は長くないかもしれない(7日の記事を参照)。

今回の滞在中、福岡で実施した2回のサリー会で得た経験を踏まえて、今後も日本またはインドで実施したいサリー会のためにも、一度時間がある時に自分なりの「サリーおしゃれの提案」についてプレゼン形式でまとめてみようかと思っている。
それまでは、こちらのASKSiddhi記事から、サリー試行錯誤の過程をぜひ見てみて欲しい。

ASKSiddhi「サリーおしゃれ」関連リンク - Powered by Google

本日最も読まれている記事
ポルトガル鉄道のインターネット事前切符予約 26 Oct 2016
ディズニーアニメ実写版「美女と野獣」のベルが着る衣装は、なんとグジャラート州産 23 Mar 2017

インドに流れ着いた「ロスト・ジェネレーション」 02 Jun 2019
意外に低かった?世界の大学ランキング200校中のIITの位置は 09 Jun 2017
減りゆくパールスィー・カフェと、その独特のメニュー、そしてプネーの店舗 03 Jun 2019

 





          



About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



Share it with


User Comments