テーランガーナー州、モンスーン期の降雨量が6年連続で平年超え

 

Posted on 04 Oct 2025 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh

プネーやムンバイーでも、10月はじめの今もなお、散発的な降雨があります。



テーランガーナー州で、6月から9月にかけてのモンスーン期の降雨量が、6年連続で平年を上回ったことを、同州開発計画協会(Telangana Development Planning Society=TGPS)が発表した。

Telangana records sixth straight year of excess monsoon rainfall

同協会の気象学者によると、ことしの南西モンスーンの年間降雨量は平年を33%上回る98.8センチに達し、過去数年間の平均降雨量も上回った。
2024年の降雨量は平年を30%、2023年は17%、2022年は50%超、2021年は36%、そして2020年は44%上回っており、ここ数年の降雨量の多さを示している。

同協会は「降雨パターンには数十年単位の変動があるものだが、乾燥地帯として知られるテーランガーナー州で近年観測されている過剰な降雨量は注視すべきである。明らかに1日の降雨量が平均降雨量の15日分、あるいは1か月分に相当するような極端な現象が州全体で定期的に発生している」と説明する。

たとえばテーランガーナー州の年間平均降水量は約92.4センチで、そのうち南西モンスーン期の平年降水量は約74センチとなっている。
6月は平年を20%下回っていたが、7月に5%の超過に転じ、8月には75%、9月には16%という大幅な超過を記録した。
ハイダラーバード都市圏(Greater Hyderabad Municipal Corporation=GHMC)では、降水量が平年を41%上回り、広範囲で浸水が発生した。

ちなみに、ことしの南西モンスーンはすでにインド北部から撤退し始めている。






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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