いつものように、さまざまな国の方々によるYouTube旅動画を視聴していたら、おすすめに「California Burrito」創業者を追う「MSNBC」のドキュメンタリーが表示され、興味深く観た。

バンガロールに拠点を置くブリトーチェーン「California Burrito」の創業者、バート・ミューラー（Bert Mueller）さん。

「Zomato」を見てみたら、プネーでも2店舗が営業しているようだ。
動画内では、バンガロール生活の毎月の家賃、食費、外食費、ジム費などに大まかに言及していた。
バンガロールの2階建て○の借家にはグランドピアノをはじめ、祖父母の代から譲り受けたという家具類が配置されていて、すばらしい。
トマトやタマネギ、アボカドなどの材料にもこだわり、自社ファームで栽培している。
その畑がゾウに踏み荒らされて、収穫直前のアボカドが全滅した話なども興味深い。

同ニュース系の今年5月の記事を見つけたので抄訳したい。

U.S. expat who opened a burrito chain in India that brings in $23 million a year: My No. 1 mistake

2012年、ミューラーさんが22歳当時に創業。
ビジネスアイデアは、大学時代にインドに1学期留学していた時に思いついた。
メキシコ出身のクラスメートが作った料理をホストファミリーが喜んで食べているのを見て、ひらめいたという。

幼なじみの2人をビジネスパートナーとして創業。
2人は後に会社を辞めてアメリカに戻った。

第1号店としてインド第4位の都市バンガロールを選んだ。
ITの中心地であるため、アメリカを訪れメキシコ料理やメキシコ風料理を味わった経験のある住民が多い可能性にかけた。

ミューラーさんは、この店舗の開店に10万ドルの費用がかかると見積もり、「念のため」友人や家族から25万ドルを調達した。

「CNBC Make It」が閲覧した資料によると、1号店は最初の1年間で約50万ドルの売上を上げていた。
つまり当初の25万ドルの資金は、2店舗をオープンするのに十分な額だった。

現在は100店舗以上を展開し、昨年は2,300万ドルの売上高を達成している。
もちろん、その過程でいくつかの失敗も経験した。

そのひとつは、マーケティングに全く資金を投入しなかったこと。
「マーケティングへの投資はコロナ禍前にはまったく手つかずだった。もっと早く始めればよかった」とミューラーさんは語る。

しかしコロナ禍で客足が減ったことをきっかけに、オンラインプレゼンスに投資、現在は予算の約4％をマーケティングに費やしている。
最近は100店舗目開業を記念した店内全品100ルピーでの提供も実施している。