インド全土の鉄道駅や空港に書店を:人材開発省

 

Posted on 16 Feb 2015 12:12 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh

誰もが読みたくなるような、おもしろい書籍が地域言語でどんどん出版されれば、識字率もアップするかな。



デリーで開催された毎年恒例の国際書籍市、「New Delhi World Book Fair」で講演した、スミルティ・イラーニー(Smriti Irani)インド人材開発大臣(Human Resource Development Minister)は14日、読書の奨励を目指して、インド全土の鉄道駅や空港への書店設置を目指した基金、「National Book Trust(NBT)」を設立すると発表した。
 
駅や空港への書店設置は、著名な作家ナレンドラ・コーリ(Narendra Kohli)氏の提案によるもので、書籍の流通が依然として十分でないインドにおいて、出版社と読者とを繋ぐ最も効率的な手段であるとしている。
今後、同省では鉄道省(Railway Ministry)や民間航空省(Civil Aviation Ministry)と連携しながら、書店の設置を進めていくとしている。
 
イラーニー大臣はまた、広く一般大衆に読書習慣を根付かせるためにも、各地域言語で執筆する才能ある若手作家による出版を支援するために、様々な試みを実施していく必要性を提案した。
 
1972年から毎年開催されているデリー国際書籍市、今年はインド北東部の文学をテーマに、全世界30カ国から集まった参加者たちによる書籍の出品やイベントの開催があった。

Photo source: Maps of India






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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