プネーでベトナム人が経営する激うま本格ベトナム料理店「Smiley House」

 

Posted on 09 Feb 2018 23:00 in ASKSiddhi独断うまい店 by Yoko Deshmukh

えっ、こんなところに、という立地にありますが、お構いなしに大繁盛しています。どれを頼んでもハズレなし、納得です。



久しぶりに会う日本人の友達2人が、カドキ(Khadki)のスパイサー・カレッジ(Spicer College)近くで、ベトナム人のハーモニー(Harmony)さんが経営するZomatoレート4.2の絶品本格ベトナム料理店に誘ってくれた。

Smiley House - Zomato

ハーモニーさんはもとプネー大学の留学生として、(都市名)からやってきた。
プネーにはこれと言った娯楽もなければ、ベトナム料理が食べられる店もないからと、学業を終えたら早々に帰国してしまう学友たちを見て、「それなら自分が始めようか」と、当初プネー西部アウンド(Aundh)のメディポイント・ホスピタル(Medipoint Hospital)近くで数年前に、小さなベトナム料理店を始めた。
すると瞬く間に人気を集め、大繁盛したということは、一緒に行った友人たちが教えてくれた。

詳しい経緯はハーモニーさんがてんてこ舞いということもあり、ゆっくり聞けなかったが、断片的に教えてくれたり、友人たちが補足してくれたりした話を総合するに、おそらく繁盛店に嫉妬した役人から目を付けられ、インドあるある「ライセンス問題」を理由にいちゃもんをつけられて店を閉める羽目になり、1年半ほど休業、ベトナムに帰っていた。
そして5カ月前、現在の場所に再オープン、引き続き、大繁盛の人気店として賑わっている。

わたしたちが訪れた日も、小さめの店内はプネーの若者たちでほぼ満席だった。
しかし友人が予約をしておいてくれたおかげで、チャッパルを脱いで上がると、奥の落ち着いたテーブル席にすぐ通してくれた。
店内は掃除が行き届き、清潔そのものだ。

ハーモニーさんはまだかなりお若く、片言の日本語を話せる可愛らしい方だ。
当初はたったひとりで始めた店も、現在はスタッフを数名雇用するまでになっている。

料理はハーフサイズでもかなりボリューム満点、ひとつひとつ妥協のない味つけが施された逸品で、あっという間に完食してしまった。
食後に特別サービスでアイスベトナムコーヒーまで出してくれた。
たらふく食べて会計は3人で1,200ルピーという、今時珍しいほどのリーズナブルさ。

日本人の味覚にうれしい、優しい味の本格ベトナム料理を楽しみたいなら、ぜひ利用してみて欲しい。
 


ベトナム風ソムタムとえびせん。
フライドガーリックが香ばしい。
 


たっぷりのサラダと春巻きの下にライスバーミセリが隠れている、
Bun Tronという料理。
 


フライドライス。
パラパラ具合と味つけが絶妙。
 


ベトナムアイスコーヒー。
深い味わいで大満足。

冒頭の生春巻きに加えて、当日は「Today's Special」のベトナム風パンケーキも注文した。
よく食った。





        



About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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