「The Indian Express」に、自宅近所にある刑務所に収容された受刑者らの、チェスの腕前について詳述した記事「Yerawada prison’s women’s team qualifies for global chess championship」を見つけた。
「チェスは、何手も先を考えることを教えてくれます。もし人生で過ちを犯す前にそうしていたら、私はここにはいなかったでしょう」
プネーの東部、イェラワダ女子刑務所(Yerawada Women’s Prison)に収容されている40代の女性受刑者が、数週間前に行われた終盤戦のレッスンで、チェス・コーチのPradnya Khaire氏にこう語った。
Khaire氏が、終盤ではたった一手が勝敗を決めることがあると説明すると、その教訓はチェス盤の上だけにとどまらないものとなった。
「一手一手には結果が伴い、相手からの応手を招くことを学びました。人生でも同じで、一つ一つの決断が何かを動かし始めます」
別のメンバーも、最近行われた練習でKhaire氏にこう語った。
イェラワダのチームに所属する6人の女性にとって、チェスは忍耐、戦略、そして結果について学ぶ訓練となっている。
そして今回、チームは初めて、「FIDE Intercontinental Chess Championship for Prisoners(受刑者の参加によるインターコンチネンタル・チェス選手権)」への出場権を獲得した。
この選手権には、世界各地の矯正施設が参加する。
「これは単なる国際大会ではありません。一手ずつ学んできた『先を考える』という教訓を実践する機会でもあります」
イェラワダ中央刑務所(Yerawada Central Prison)の所長Sunil Dhamal氏は、こう語った。
イェラワダ中央刑務所は1871年に設立された、インドで最も古い刑務所のひとつである。
女子部門は1927年に設置され、約250人を収容している。
矯正施設を対象とするチェス大会として最大規模となる「FIDE Intercontinental Chess Championship for Prisoners」は、国際チェス連盟(International Chess Federation、フランス語名Fédération Internationale des Échecs、FIDE)とChicago Cook County Sheriff’s Officeが主催する。
この大会は「Chess for Freedom」プログラムの一環であり、2019年に初めて開催された国際選手権を引き継ぐものである。
第6回大会は、10月15日から17日までオンラインで開催される。
「(イェラワダ刑務所選出の)6人は、主力選手4人と控え選手2人で構成されています。チェスをする20人の受刑者の中から選ばれました」
Khaire氏はこう説明する。
出場者の年齢は20代前半から50代前半までで、殺人、誘拐、暴行を含む重大犯罪で有罪判決を受け服役している者、または裁判中の者である。
イェラワダ中央刑務所におけるチェスプログラムの基盤が築かれたのは2021年だった。
Indian Oil Corporation(IOC)が全国で展開する「Parivartan: Prison to Pride」の一環として始まったものだ。
このプログラムは、当時同社の会長だったShrikant Madhav Vaidya氏のリーダーシップの下で構想され、インド各地の刑務所にチェスを導入することを目指した。
インドのチェス・グランドマスターAbhijit Kunte氏が、このプログラムのメンターを務めている。
2024年には、Pradnya Khaire氏が刑務所のトレーナーとして迎えられた。
チームには専用のノートパソコンが用意され、オンラインのチェス・ポータルも利用できる。
受刑者たちはしばしば集まってFIDEの大会中継や対局を観戦している。
観戦者が騒がしくなりすぎる日には、ヘッドホンを着けてプレーする。
現在、チームは特定の序盤の指し方や終盤戦についてレッスンを受けるとともに、プレーのスピード向上にも取り組んでいる。

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