パジョンがうまい――プネーの韓国料理店「Kini」を試してみた
Posted on 09 May 2026 21:00 in ASKSiddhi独断うまい店 by Yoko Deshmukh
注文したお料理すべてから、丁寧に作られたことが伝わってきました。
プネーにも、ついにここまで来たか――。
そんな気分にさせられた韓国料理店が、コーレーガーオン・パーク(Koregaon Park)の「Kini」である。
Kiniは、2023年ごろにオープンした韓国ストリートフード専門店。
韓国系バックグラウンドを持つ共同創業者らによって運営されており、トッポッキ、パジョン※、トゥイギム※、ラミョン※、ビビン麺※など、本格的な韓国屋台料理を中心に提供している点が特徴である。
自家製ソースや店内仕込みの食材にもこだわりがあり、キムチやムキムチ※(大根の漬物)などの副菜も用意されている。
単なる“韓国風”ではなく、韓国のストリートフード文化を比較的忠実に再現しようという意志が感じられる店だ。
実は筆者は、まだ店舗を訪問したことがない。
先日、はじめてフードデリバリーの「Zomato」で、チャプチェ丼※とパジョン、そしてデザートに「Mochi」を注文したのだが、予想以上にわたしの好みど真ん中だったため、思わず記録するに至ったわけである。
Kini, Koregaon Park, Pune _ Zomato
まず驚かされたのが、パジョンである。
ニラをたっぷり使った本格派で、外側はカリッ、中はもっちり。
さらに、ゴマ油と醤油を合わせた絶妙なタレがあとを引く。
プネー周辺のマハーラーシュトラ州で好まれているパンケーキ風料理(थालीपीठ)も連想する。
チャプチェも秀逸だった。
デリバリーのチャプチェは、店によっては届くころには春雨が固まり、ひとかたまりになっていることも珍しくない。
しかしKiniのものは最後までしっとりしており、ご飯と一緒に非常に食べやすかった。
ゴマ油の香りも自然で、全体として丁寧につくられている印象を受けた。
そして、特筆すべきはデザートの「Mochi」である。
いや、これはもう完全に大福であった。
しかも、普段は餅を好まないシッダールタまで「うまい」と喜んでいたのである。
となれば、プネーっ子たちにも十分受け入れられているであろうことは想像に難くない。
なお、一緒についてきたムキムチをパリッとかじると、どこか日本のたくあんを思い出させる味わいで、妙な懐かしさがあった。
次はぜひ、店舗でできたてを味わってみたい。
※パジョン:ニラや海鮮などを入れて焼く韓国風パンケーキ。
※トゥイギム:韓国式の揚げ物料理。野菜や海鮮などを衣で揚げ、トッポッキと一緒に食べられることも多い。
※ラミョン:韓国式インスタント麺。日本のラーメンとは異なり、辛味の強いスープが特徴。
※ビビン麺:甘辛いタレで和えた汁なし麺料理。
※ムキムチ:大根を使ったキムチの一種。シャキシャキとした食感が特徴。
※チャプチェ:春雨を野菜や肉とともに炒めた韓国料理。ゴマ油の香りが特徴。

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About the author
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Yoko Deshmukh
(日本語 | English)
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。\r\n\r\nASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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