本日も大昔のアーカイブを発掘し、現在の状況を追うシリーズ。
2010年4月23日の記事からである。
米大学にジャイナ教研究者委員会設立 23rd April, 2010
フロリダ国際大学に設立されたジャイナ教研究機関が、現在はどうなっているのかを「ChatGPT」先生に教えてもらった。
Florida International UniversityにおけるBhagwan Mahavir Professorship in Jain Studiesは、2010年に設立されて以来、現在も継続・発展していることが確認されている。
当初60万ドル規模で始まった基金は、その後フロリダ州の支援などにより100万ドル以上へと拡大し、制度として定着した。
初代教授はNathan Katzであり、現在はAleksandra Restifoが教授職を担っている。
この取り組みは単なる寄付講座にとどまらず、現在では「宗教学・南アジア研究の中での体系的な教育プログラム」、「国際研究ネットワークの形成」、「インドとの教育・フィールド連携」へと発展している。
さらに、約300万ドル規模の資金調達を通じて、研究所(Institute)化を目指す動きも確認されており、北米におけるジャイナ研究の拠点としての位置づけが強まっている。
このプログラムは、研究者が少ないジャイナ教という分野において、制度化された学術基盤を提供する希少な事例である。
同時に、ジャイナ教の中核思想である「非暴力(アヒンサー)」、「節度(アパリグラハ)」、「多面的真理(アネーカーンタヴァーダ)」といった価値観が、環境倫理や宗教共存など現代課題と接続されている点に意義がある。
ジャイナ教は単なる宗教ではなく、実践的な倫理体系として歴史的に商業活動と結びついてきた。
その特徴は、「短期利益よりも長期的信頼を重視」、「過剰な利益追求を抑制する節度ある経営」、「多様な視点を尊重する合意形成志向」、「利益の社会還元(寄付文化)」などであり、現代のESGやCSRと高い親和性を持つ。
FIUへの寄付そのものも、この倫理の延長線上にあり、宗教的価値 → ビジネス倫理 → 教育・社会制度への投資という流れを体現するものである。

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