AI変革の最前線へ: デリーで開幕したAIインパクトサミット

 

Posted on 16 Feb 2026 21:00 in インドビジネス by Yoko Deshmukh

会場でお会いしましょう。



約100カ国からの参加者を集め、今週デリーで開催されている「人工知能(AI)インパクトサミット(AI Impact Summit)」には、わたしも18日から参加する予定である。

India AI Summit 2026 LIVE: India stands at forefront of AI transformation, says PM Modi

16日には、Narendra Modi首相が、「人工知能(AI)変革の最前線に立つインドの躍進は、野心と責任感が表面化したものだ」と述べた。

英国、韓国、フランスでのサミットに続き、今回で4回目、そしてグローバル・サウスでは初となる本サミットは、2023年にG20サミットが開催されたバーラト・マンダパム(Bharat Mandapam)を会場に、16日から20日まで開催されている。

今回のサミットが持つ最大の意義は、AIを「技術競争の道具」としてだけでなく、「社会的責任を伴う変革手段」として位置づけている点にある。

インドは、世界最大級のデジタル公共インフラ(DPI)を背景に、人口規模・若年層比率・スタートアップ・政府主導の政策支援という複合的な強みを持つ。
AI分野においても、単なる技術導入国ではなく、「制度設計」「倫理」「包摂性」「開発途上国視点のAI活用」というテーマを世界に提示しようとしている。

特に今回、グローバル・サウスで初めて開催されたことは象徴的である。
AIのルール形成が先進国中心に進む中、インドが「南半球の声」を国際議論のテーブルに持ち込む意味は大きい。

参加予定の主要人物
サンダー・ピチャイ(Sundar Pichai)氏*
GoogleおよびAlphabetのCEO。インド出身のエンジニアで、検索、クラウド、生成AIなどの分野で同社の戦略を統括する世界的テックリーダー。

サム・アルトマン(Sam Altman)氏*
OpenAIのCEO。生成AIモデルの開発を主導し、AIの安全性・規制・社会的影響に関する国際的議論の中心人物の一人。

このほか、ブラジルやフランスをはじめ約20カ国のリーダーらが参加予定である。

本サミットは、単なる国際会議ではなく、インドが「AI市場」ではなく「AIアジェンダ」をリードできるか、規制と革新のバランスをどう示すか、データ主権・言語多様性・開発格差という課題にどう向き合うか、これらを世界に提示する場となっている。

G20開催地でもあったデリーのバーラト・マンダパムで再び世界が集うという構図は、インドが外交・技術・経済を横断する「次のステージ」へ移行していることを象徴している。

18日以降、現地での議論を体感しながら、その意味を改めて考えてみたい。
 

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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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